【MLB】メッツ・千賀滉大が再び故障者リスト入り レギュラーシーズン中の復帰は絶望的か 監督が明かす
キャンプ序盤に右肩を痛め、ようやく戦列復帰を果たした千賀滉大(メッツ)だったが、復帰戦となった日本時間7月27日のブレーブス戦で守備時に左ふくらはぎを負傷。メッツのカルロス・メンドーサ監督は日本時間7月28日、千賀の左ふくらはぎが重傷だったことを明らかにし、「間違いなくタフなニュースだ。復帰のめどを立てるのは難しい。レギュラーシーズン中の復帰はほぼ絶望的と言って問題ないと思う」と語った。千賀は今後、ポストシーズンでの戦列復帰を目指して治療・リハビリを進めていくことになりそうだ。 メッツは日本時間7月27日の試合が終了した時点でブレーブスを抜いてナ・リーグ東地区2位に浮上。ワイルドカード争いでもトップに立った。メンドーサ監督は千賀の再離脱について「大きな痛手だ。しかし、それと同時に、我々は彼なしで現在のポジションに辿り着いた。彼にとっても、チームにとっても、再離脱は痛いけれど、彼が今季もう1度投げられる状況になれば、それは我々がいいポジション(=ポストシーズン進出)にいることを意味するだろう。それが実現することを願っているよ」と前向きに語った。 千賀が再離脱したことにより、メッツはルイス・セベリーノ、ホセ・キンタナ、ショーン・マナイア、デービッド・ピーターソン、タイラー・メギルの5人が先発ローテーションを形成することになる。メンドーサ監督は「我々にはしっかりした先発投手が5人いる」と現有戦力への自信を示したが、2年ぶりのポストシーズン進出を実現するために、トレード・デッドラインでの補強に動く可能性もありそうだ。 なお、千賀は2023~25年の3シーズンで400イニング以上を投げた場合、オプトアウトの権利を得られることになっている。しかし、ここまで171回2/3しか投げておらず、オプトアウトの権利を得るためには来季200イニング以上を投げるフル回転が必要になった。よって、メッツの一員として5年7500万ドルの契約を全うする可能性が極めて高くなったと言えるだろう。