【MLB】ヤンキースがマーリンズからチザムJr.を獲得 今季13本塁打&22盗塁 有望株3選手とのトレード
日本時間7月28日、ヤンキースはマーリンズとのトレードでジャズ・チザムJr.を獲得したことを発表した。ヤンキースが対価として放出したのはアグスティン・ラミレス、ジャレッド・セルナ、エイブラハン・ラミレスの若手有望株3選手。米公式サイト「MLB.com」の球団別プロスペクト・ランキングではセルナが19位、アグスティン・ラミレスが20位にランクインしていたが、アグスティン・ラミレスは今季マイナーで急成長を遂げており、近日中に更新される最新のランキングではヤンキースの5位以内に入ると見込まれていた選手である。 現在26歳のチザムJr.はレギュラー定着を果たした2021年から4年連続で2ケタ本塁打&2ケタ盗塁をマークするなど、パワーとスピードを兼ね備えた好選手。今季はここまで101試合に出場し、打率.249、13本塁打、50打点、22盗塁、OPS.730を記録している。FAになるのは2026年シーズン終了後であり、あと2年半保有できる点も大きな魅力。2022年まで正二塁手を務めたあと、2023年からセンターへコンバートされているが、現在でも二塁を守ることができ、ヤンキースは今季終了後にFAとなるグレイバー・トーレスの後釜と考えているのかもしれない。 対価の目玉となるアグスティン・ラミレスはドミニカ共和国出身の22歳の捕手。プロ4年目の今季はマイナーAA級とAAA級で合計87試合に出場し、打率.269、20本塁打、69打点、18盗塁、OPS.862の好成績を残している。強打を生かすため、捕手以外に一塁やDHで出場するケースも多い。 セルナはメキシコ出身の22歳の内野手。プロ4年目の今季はマイナーA+級で88試合に出場し、打率.253、13本塁打、58打点、11盗塁、OPS.785を記録している。 エイブラハン・ラミレスはベネズエラ出身の19歳の内野手。プロ3年目の今季もルーキー級でプレーしており、ここまで49試合に出場して打率.348、2本塁打、24打点、6盗塁、OPS.960の好成績を残している。