ソフトバンク 田代健太郎4軍アスレチックトレーナー「自己管理ができる選手を育てたい」
ソフトバンクの田代健太郎4軍アスレチックトレーナー(38)は15年からファームの選手たちを支えている。リハビリ中の選手の一日でも早い復帰をサポートするのはもちろんのこと、「育成年代を見ることが多いので自己管理ができる選手を育てたい」という思いもある。 元高校球児で肩を痛めた時に鍼灸(しんきゅう)院の治療で完治したことがきっかけで現職を志した。「はりで治るんだと感動しました」と振り返る。専門学校で免許を取得し、福岡県内の治療院で修業の日々を過ごした。西南学院大の硬式野球部でトレーナーを務めるなど経験を積んだ。 ソフトバンクでは3軍とリハビリ組のトレーナーとして活動し、今季から4軍が職場になった。斉藤和巳4軍監督(46)から学ぶことがいっぱいあった。高卒の育成中心選手相手に「とにかく厳しい道を選べ」「日々の一日を全力でやりきること」などタイミングを見て選手に声をかける様子を見てきた。「自分にも言われている」と肝に銘じ、今後に生かしていくつもりだ。 ◇田代 健太郎(たしろ・けんたろう)1986年(昭61)9月5日生まれ、福岡県出身の38歳。福岡の福岡医療専門学校の鍼灸科に進学。卒業後は福岡の鍼灸院で修業。15年からソフトバンクでトレーナーとして携わる。