大阪府・吉村知事が定例会見9月15日(全文3)感染しない飲食の場を増やすのが府の方針
外国人の接種率のデータがあれば教えて
読売テレビ:読売テレビの尾木です。ちょっと話が変わるんですけれども、外国人のワクチン接種に関してです。取材をしていると、やはり日本語が不自由だったりしてうまく予約できない方が一定数いらっしゃるようなんですけれども、外国人の接種率のデータなどがもしあれば教えていただきたいのと、あとそういった方たちに接種を進めるために、現状何か検討できることっていうのはありますでしょうか。 吉村:まず外国人の方に接種を進めるという意味でいろんな、英語表記だったかな、何か表記の仕方なんかを分かりやすくするというやり方はあると思ってます。それからやっぱりエリアによって外国人が多い方もいらっしゃると思うので、市町村でさまざまな個別な取り組みというのはありうるだろうと思ってますが、大阪府の中で何か外国人の方の優先接種というのは、今の段階で考えてるわけではないです。エリアによって、市町村としては、これはされることもあると思います。それはぜひやっていただきたいと思います。 大阪府で外国人の接種の、僕自身はちょっと報告受けたことないけど、数、分かりますかね。たぶんないと思うんだけど。 司会:実績、持ってる人はいないですね。 吉村:それはないということですか。それとも今この場では分からないということですか。ちょっと今、ワクチンの担当がいないので、またあとでそれは報告させてもらいます。ちょっと数が把握してるかどうかも含めて報告します。
感染爆発まで至らなくても活用するのか
読売テレビ:あと、インテックスの大規模医療センターなんですが、これ、あくまでも感染爆発の際に活用ということでしたが、私の記憶が正しければ、以前、知事はそこまで至っていない状況であっても、濃厚接触者の方が滞在できたりだとか、何か活用できればというお話があったのかなと思うんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。 吉村:これはまだ、前の囲みのときも少し話させていただきました。その前のときも、これは少し話させていただきましたが、実際、感染が落ち着いているときに何か運用的に開始をするというようなやり方でいくのか、あるいはやっぱりそれが少ないときには、体制は整えるんだけども、爆発するというときにこれを動かすのかという、内部でもやっぱり議論があって、まさにこれは日々議論で進んでいる最中でもあります。今時点の到達点とすれば、感染が少ない状況で、少ない人数でやっていくということはもう控えようということに今なってますし、僕自身もそれで了解をしています。 これはもちろんいろんな医療従事者の責任者の意見を聞いたり、内部の実務担当の話も聞く中で、今、進めていますけれども、確かに非常に少ない人数でこの大規模施設を動かすというのも少し違うなというふうに思いますので、あくまでこの施設をつくった趣旨というのは、これは一番最初から一貫してるのが、やはり療養、ホテルとかあるいは入院施設からあぶれるような状態になったときの補完的な施設として使っていくということは、これは最初からの目標、目標というか目的でもあるので、災害級の感染爆発が起きたときのいざというときの施設だという位置付けは変わらないわけですけど、そのときに運用するということにします。 そのときに、じゃあどういう人を入れるのかということについては、また今、これ内部でもいろいろ議論はしていますけれども、基本的にはホテル療養とか、それからやっぱり病院からあぶれる人っていうのが対象にはなりますが、もっと言うと、保健所のファーストコンタクトがなかなかない人、感染爆発を受けて、保健所自身も非常にオーバーワークになってきて、そういう人をどうするのかとか、さまざな対象者の可能性というのは考えられます。 それからご家族で、濃厚接触者がそもそも入ることはないです、これ陽性者施設なので。自分がこのままだと家族にうつしてしまうから緊急避難的に少しここで滞在させてもらえないかとか、そんないろんな使い方はあるとは思いますけど、ここは感染爆発時の対応ということで、対象者については今後さらに詰めていきたいと思います。