高校の友人と4泊5日の「団地のふたり」合宿。老後に備えて必要なのは女の友情だ
◆リアル「団地のふたり」 9月2日の早朝、彼女はドタバタと足音をさせながら、地元へ戻って行った。4泊5日のおばさん合宿。思いがけず、長々と書いてしまったけれど、皆様の参考になったでしょうか。 合宿の余談として、もうひとつ。現在放送中のドラマ『団地のふたり』(NHK BS)を知っているだろうか。55歳になった幼なじみ同士の太田野枝ことノエチ(小泉今日子)と、桜井奈津子こと、なっちゃん(小林聡美)が地元の団地に戻り、近所付き合いをしながら暮らしている様子を描いている。ほんわかしたドラマに見えるけれど、実は更年期、将来の不安など、中高年の悩みの核心をついた作品でもある。 「あの5日間さ、リアル『団地のふたり』の2人だったよね」 そうちいちゃんにLINEを送る。ドラマを見ていないと返信がきたけれど、主旨は伝わったらしい。老人ホームで暮らす2人がぼんやりと見えたと。 ラストに伝えておきたいのは、ありきたりになってしまうけれど、老後に備えて必要なのは女の友情だ。持論になるけれど、同じ環境の友人のほうがいいと、独身を長くやってきて思う。『団地のふたり』にも、そういった女性の機微が描かれている。家族のある友人ならば、最終的に家族の手を取るのは当たり前。こちらに手は向かない。そんなときに、独身同士は気楽でいい。 今月、またちいちゃんは推しの舞台のために、上京してくる。私は天気予報をチェックしながら、どこかでまた延泊を楽しみにしている。
小林久乃
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