小池都知事が記者会見2月22日(全文1)スムーズビズ推進期間を設けたい
東京水道サービス株式会社に特別監察を実施
それから、東京大改革を進めてはおりますが、とても残念かつ都民に対しておわびしなければいけないのが、問題がございます。それは水道局の監理団体であります、TSS、東京水道サービス株式会社に対して特別監察というのを行いました。その結果でございます。この特別監察でありますが、TSSにおける業務執行について、もともとは職員の目安箱からさまざまな情報が寄せられていたということがまずはスタートにあります。そこで、総務局が特別監察を実施したところであります。 ちなみに、この職員の目安箱というのは建設的な意見もありますし、また提案もありますし、多数寄せられているんですが、中にはこういった不適正な事案についての現場からの指摘をいただくこともございます。今回はその内容、団体が置かれた状況なども総合的に勘案いたしまして、特別監察を行うように指示をしたものでございます。その結果ですが、過去に複数の不適正事案が発生していたという報告でございます。確認されたということで。 具体的には関係団体との不適切な関係があるという指摘、そして会社の経費を用いて委託先の業者と飲食を伴う会合を持っていた。こういったことが確認されたほか、未実施であった点検をあたかも実施したかのように装うような虚偽報告が多数あったこと。それからTSSの社員によります工事受注者への竣工写真の改竄指示が行われていたなどが報告されております。また社内におきましては、内部統制やコンプライアンスに対する意識が残念ながら低い、そして団体としての主体性が衰退しているなどの指摘もこのたびされております。確認されました不適正事案につきましては、すでにTSSにおいて一定の対策を講じられておりますけれども、原因の分析はまだまだ十分ではない、そして内部統制、内部統制体制が十分なものとは言いがたいというような報告でございました。 このTSSにおきましては、今後の適正な監視体制の確立であるとか人材戦略の再構築などを通じまして、内部統制体制の改善、そしてコンプライアンス強化を図っていく必要がございます。TSSですが、都政改革本部での議論も踏まえまして、来年度中に株式会社PUC、水道どれぐらい使っているかを調べる会社でありますけれど、こちらとの統合が予定がされているわけではありますけれども、むしろこれに合わせて抜本的な組織構造改革を実施するように、TSSを指導、監督する立場が水道局でありますので、水道局と監理団体改革を進める立場、これは総務局、それぞれ水道局と総務局に対して指示を行ったところであります。 また今後、TSSとの統合が予定されております、先ほど申し上げた株式会社PUCですけれども、これを含めて、他の類似する監理団体についても早急に特別監察を実施するなど、総点検をするように指示をしたところでございます。というお知らせと、またこれからの方針であります。