小池都知事が記者会見2月22日(全文1)スムーズビズ推進期間を設けたい
東京都の小池百合子知事は22日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池百合子知事が定例会見(2019年2月22日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池百合子知事が定例会見(2019年2月22日) ◇ ◇
東京都一斉帰宅抑制推進モデル企業を決定
産経新聞:小池知事の定例記者会見を始めます。冒頭よろしくお願いいたします。 小池:春を告げるフラワーアレンジから入りたいと思います。これは都立瑞穂農芸高等学校園芸科学科3年の皆さんが生けてくださった、育てて生けたお花でございます。それでは今日の会見、私のほうからちょっと本数は多いんですが、5本ほどお伝えさせていただきます。 その前に、きのうまた北海道の胆振地方の中東部で、震源とする地震がございました。昨年9月6日、最大震度7という地震でございましたし、大変大きな被害をもたらしたわけでございます。あらためてここでまた北海道で最大震度6弱の地震が発生したということで、けがをされた方もいらっしゃると伺っております。被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げたく存じます。 昨年9月に発生した地震の爪痕はまだ残っているかと思いますけれども、そこにまた震度6弱ということで不安に思われた方もいらっしゃると思います。復旧・復興に向けて頑張っていただきたいと思いますし、また都といたしましても国、そして道からの要請がございましたならば、できる限りの支援をいつもどおり行っていきたいと、このように思っております。 そしてまたあらためて、都民の皆さま方にはこれを機会にもう一度ご自身の防災対策について見直していただきたいと存じます。引き続き各種、防災対策を迅速かつ確実に進めまして、東京の安全に万全を期してまいりたいと存じます。 それで、それにも関連するんですが、帰宅困難者が札幌、きのうの地震でも札幌市内で起こったという報道もございます。そういう中で最も重要なのは、一斉帰宅を抑制するということでございまして、そのモデル企業を決定いたしました。また、普及啓発のための動画も作りましたので、そのお知らせでございます。早いものでございますけれども、3月11日がまた近づいてまいりました。東日本の大震災から丸8年が経過となるわけであります。都内でも被害が発生しましたし、特に帰宅困難者については大きな問題としてクローズアップされてきたわけであります。そこで、この時期を捉えまして、2つ取り組みを実施してまいります。 1つ目が東京都一斉帰宅抑制推進モデル企業の決定でありまして、昨年12月に推進企業として認定いたしました、49社の中から特に優れた取り組みを実施している企業12社。これをモデル企業として決定をいたしました。ご覧いただいている企業でございます。モデル企業には規模の大きな事業所から、中小の事業所まで含まれておりまして、さまざまな取り組みを実施しておられるということで、モデル企業とさせていただきます。例えば女性目線の備蓄品の配備をしっかりしていたり、停電時を想定した実践的な宿泊訓練など、従業員の規模のかかわらず実施できるさまざまな知恵、そして工夫をこらした取り組みが評価されたものであります。3月8日ですけれども、金曜日になりますが、認定式を開催をいたしまして、モデル企業に私から直接認定書をお渡しするということといたしております。 取り組みの2つ目ですが、大規模災害が発生したときに一斉に帰宅しないようにしてください、そのことをお伝えする普及啓発動画を作成していますので、ちょっとこちらのほう、ご覧いただきたいと存じます。 VTR:大規模な災害時、一斉に帰宅をすると緊急車両が通れない、二次災害に遭う危険が。悲しませたくない人がいるから、大地震、災害時はあなたのために帰らない。 小池:はい。ということで、ご覧いただいたのは広く都民向けに作成した動画であります。それ以外にあと2本、会社社長を主人公とした事業者向けと、それから昨今、情報災害の情報提供が課題となっている災害時の訪日外国人観光客向けの動画、この3本を作成しております。これら、動画でとてもシンプル化したキャラクターになっていますけれども、これを主人公としたストーリー形式で、一斉帰宅の抑制を皆さんに分かりやすく工夫したものとなっております。 今後、3月11日の東日本大震災の日前後の期間に、交通広告などさまざまなメディアを通じまして、普及啓発を行っていくということであります。また、東京都防災ホームページがございますが、そちらでも公開をいたします。企業内研修などでもぜひご活用いただければと存じます。詳細は総務局にお聞きいただきたいと思います。