【天皇賞秋・人気薄好走の要因】ホウオウビスケッツ 岩田望来「ぎりぎりスローペースで運べました」
[GⅠ天皇賞・秋=2024年10月27日(日曜)3歳上、東京競馬場・芝2000メートル] 8番人気に支持されたホウオウビスケッツ(牡4・奥村武)は主戦の岩田康が同厩舎のノースブリッジに騎乗するため、岩田望来との初コンビで出走した。 そのノースブリッジの出遅れを尻目に好スタートを決めると、敢然とハナを主張。1000メートル通過59秒9のタイムで隊列を引っ張った。 そのまま抜群の手応えで直線を迎えると、2番手との差は縮まるどころがむしろ広がり、残り200メートルの時点でリードは2馬身。GⅠのタイトルに手が届くかと思われたが、残り50メートルでドウデュースらに交わされ、無念の銅メダルフィニッシュとなった。 鞍上にとっても、JRA・GⅠの勝利は悲願。「ゲートを決めて理想の位置取りで進められました。道中は少し力んでいたけど、GⅠにしてはぎりぎりスローペースで運べました。いい手応えで直線を迎えてセーフティーリードを取りたかったので、早めに踏んでいきました。坂を上って残り100メートルで止まったけど、3着に粘ったあたりは力がある証拠ですね」と悔しさをにじませた。
東スポ競馬編集部