大阪府・吉村知事が定例会見9月2日(全文4)株の置き換わりのタイミングかな
一番の課題は医療従事者、特に看護師の確保
その中でやはり一番課題とすれば、医療従事者、特に看護師さんの確保だろうと思っています。お医者さんの確保について、ここについては特に阪大病院に監督・監修していただけます。オンライン診療も含めていろんな手だてはあると思ってますけども、どうしてもレッドゾーンに入っていくということも必要になってきます。いろんな現場で見てということもいろいろ考えると、やはりそれを本当に第一線で担われているのは、これはどこでもそうなんですけど、看護師さんなんです、コロナ治療の場合は。なのでそこのところが1つ、医療従事者の確保が一番大きな課題かと思います。 大阪日日新聞:難しいのかもしれませんが数字的に、例えば何人必要なところ何%ぐらいまで。何人は必要ないとしてもだいたい半分ぐらいまでとか3分の1とか、何かそういうふうなものはありますか。 吉村:今のところで何人までということはありませんが、大阪コロナ重症センターとちょっと違う部分があって、大阪コロナ重症センターのときは、これは重症治療、人工呼吸器装着、非常に大変な治療を行うということを前提につくった施設でした。それができる看護師さんはもちろん限られてますし、そういった看護師さんもほかで働いて、第一線でされてる方も多いと。そして30床っていうのをどう動かすか。これ120名ぐらいトータルで必要になってくるんですけれども、そういった逆算してさまざまが動いてくるわけです。
開設してから徐々に強化するのか
今回の大規模治療センターについては、じゃあ中に入る人がどういう人なのっていうことで全然変わってくるんですね、対応が。今、申し上げているところで、最初の動きだしのときは、入院あるいは宿泊療養の対象外になるような方を最初、入ってもらおうと、走りだしはそうやっていこうと。もちろん将来のことに備えて中等症のベッドなんかも準備しておきますけど、最初から中等症の治療をそこでやるわけじゃありません。そうすると比較的軽症、あるいは症状が本当に軽い方、だけども自宅療養がなかなか難しいとか。そんないろんな方いらっしゃると思います。そういった方が中心になると思うので、看護師さんの数自体はそこまでなくても対応できるんではないかと思ってます。 患者1名、重症者と、あるいは軽症・無症状、リスクが低い人って全然、これ本当に天と地ぐらい違うというのを医療関係者から聞いてます、対応の看護師さんの、いわゆる対応が必要になる。なので最初の走りだしはそういう方に入っていただくことを前提としてるんで、そこまで数が集まらなくても対応して、走りだしのときはそれでいこうというふうには思っています。 大阪日日新聞:じゃあ開設してからまた徐々に増やして強化していく、走りながらランニングっていう形になっていくんでしょうかね。 吉村:そうです、そういうことです。最初からものすごい数がいきなりぼっと入るというよりは、だから最初は、どういった方が適用かというのはもちろんこれから詰めていきますけども、施設はがんとそろえようと思いますけれども、入っていただく方はこれをぐるぐる回すことも含めて、少人数からどんどん広げていくと。じゃあ少人数ってなんぼやねんっていうと、まだ決めていないですけれども、そこは看護師さんがどのぐらい確保できるか、あるいは看護師さんだけじゃなくて、今はロジ担当も必要になってくるので、そういったことも含めて制度設計はしていきたいと思っています。いきなり多くの人数で開始するということまでは考えてはないです。ただ、施設としてはいきなりでかいのが出来上がるというふうには思っています。 大阪日日新聞:1000床って今、聞いていますけど、それがフル稼働というわけではなく、どちらかと言えば限定的にして、ちょっとずつそういう状況で増えていくというイメージ。 吉村:そんなイメージです。 大阪日日新聞:ありがとうございました。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見9月2日 全文5に続く