大阪府・吉村知事が定例会見2月9日(全文2)おおさか防災ネットの「文字文字」を解消
臨時医療移設に入るのは入院と同程度と捉えてよいか
NHK:NHKの清水です。臨時の医療施設について伺いたいのですが、対象の患者が中等症I程度までとなっておりますが、まずこの臨時の医療移設に入るということは入院と同程度と捉えていいんでしょうか。 吉村:そうですね。病院に入院。大丈夫ですかね。そこで音。元に戻してもらってもいいですか、音量。病院に入院してもらったほうが医療機能は当然高いと思います。われわれも基本的な考え方はそういう考え方です。病院施設はさまざまな機械、器具、それから投薬、監視体制、完全にそろっていますから、本来はやはり病院で治療というのが最も必要なことだと思っています。ですので、病院とまったく同じような機能というまでにはやっぱりいかないだろうというふうに考えています。 ただ、そうすることを続けると、やはりこれだけ感染者数も多い、またほかの病気もさまざまあるという中で、医療全体の能力を高めていく必要があると思っています。そのためには、病院を補完するような形の臨時医療施設であったり診療型のホテルであったり、大規模医療療養センター、こういったところがいわゆる相まって、もっと言うと往診なんかもそうですけど、相まって医療体制を強化するということが重要だと思っています。 なので、ここに入られる方、軽症・中等症Iが対象になります。あとは生活の自立がどこまでできるかとか、その状態はちょっといろいろ確認した上でっていうことになると思いますが。ただ、やはり中等症IIでもう酸素がそもそも必要だという方についてはやっぱり病院だと思っていますし、中等症Iを見る中で臨時に酸素が必要だというのは、当然ここで投与できるような仕組み、施設は当然設置をいたしますけれども、本来的に入っていただくのは病院の補完機能を果たすという観点ですから、軽症や中等症I程度の患者になると思います。
臨時医療施設と大規模医療・療養センターの軽重は
NHK:あともう1点なんですが、ホテルへの下り搬送のところで、この臨時の医療施設もホテルなんですが、先日、知事に伺ったときにやはり介助など、ないしADLが低い方をどうしてもホテルに入れるのは難しいというお話もされていましたが、そういったところもケアをできる体制を整えるんでしょうか。 吉村:はい。そこも完璧ではないですけれども、ケアできるようにこの臨時の医療施設ではやっていきたいと思っています。准看護師さんの派遣も受けますから、そういった意味で、完全介護が必要な方はやっぱり難しいです。でも、車椅子で移動されるぐらいのレベルの方であれば、こちらで対応できると思っています。完全介護とか重度の介護が必要な方は、どうしてもやっぱりここは施設でやっていただかないと、なかなかこういったホテルとか大規模センターではちょっと成り立たないと、こういうふうに思っています。 ただ、准看護師さんも入っていただけるので、そういった意味で高齢者の方ももちろん対象ですし、高齢者の中で例えば車椅子で生活されているレベルの方であれば対象になるというふうに思っています。完全寝たきりとか、重度の介護が必要な方はちょっとやっぱり難しいです。 NHK:あと、細かいところなんですが、この臨時のホテルのほうの医療施設と、大阪、大規模医療・療養センターの軽重というか、どちらのほうが比較的に重い患者が入ることになるんでしょうか。 吉村:どういった方が来られるかということもあるとは思いますけれども、年齢で言うとこちらのほうが高い年齢でも受け入れられるんではないかなというふうに思っています。大規模医療・療養センターについては、ある程度数が少なくても多くの方は診れますけれども、ここについては准看護師さんも入ってもらいますから。そういった意味で、それぞれ個室でもありますし、こちら、ちょっとすみ分けについては当然これからやっていく必要があるとは思っていますけども、基本的にはこちらでまずは受け入れをしていきたいと思っています。これがただ、動きだすのが来週の、予定では中旬ですから、できれば来週に動かしたいと思っています。 NHK:あとすいません、ちょっと大本の話になっちゃうんですが、どうしてもやっぱり、先ほどの高齢の方であったりADLが低い方は、中等症、特にSpO2とかの話になると思うんですけど、そういう概念とは違うところで重症ないし症状を悪化させていると思うんですが、どんな方が臨時の医療施設に入所されて、入院となる方はどんな方でというような、今の段階での知事の線引きっていうのはどうお考えでしょうか。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月9日 全文3に続く