通天閣「今は耐え忍ぶ」前年度入場者80%減も「明けない夜はない」の言葉信じ営業再開
「注意深く感染予防に努め、地域の灯りも守らなければ」
26日に2か月ぶりの営業再開を果たしたが、高井社長は「営業を取り戻すとは言え、第5波などがささやかれている昨今、そこは注意深く感染予防に努めなければならない」と語る。 だが「地域の灯りも守らなければならない」と強い意気込みを示した。
「明けない夜はない」「マスクの下は笑顔で」
通天閣の2階大窓には「明けない夜はない」「マスクの下は笑顔で」という大文字メッセージが昨年5月から掲げられている。 「すぐに外せると思っていたんですが」と苦笑する高井社長だが、この言葉への強い思いに、地元商店主からは「励まされた」という声も多数あがっていた。
「コロナが収束したら笑顔でみなさんをお迎えしたい」
「今は耐え忍んで、みなさまには感染予防に努めてほしい。そんな中で通天閣もがんばっていきますので、コロナが収束した際には、みなさんをお迎えしたいです」と高井社長。 そんな思いを胸に、通天閣の社員らはきょうも笑顔で客を迎える。 「明けない夜はない」という言葉を信じて。