「ドラッグと貧困の“罠”の中で…」HIPHOPの“トラップ”、意外に知らない歴史をSGDが解説!
今後のトラップとその他のサブジャンル
現代の定番であり、いちばん売れているジャンルであるトラップは今後どうなっていくでしょうか? アラフォーより上の世代の方なら「HIPHOP」と感じるであろうブームバップは、「HIPHOPの黄金期」として知られている80年代後半~90年代中盤あたりまでの時期の曲を総称してますが、今では古いスタイルとしての認識があります。 逆に現在の10代や20代あたりの人にとっては現在進行形で人気が上がり続けているサブジャンル、「Drill(ドリル)」の方がトラップよりも馴染みがあるのか? はたまた「Plugg(プラグ)」や「Rage(レイジ)」などの火が付き始めてる別のサブジャンルがトラップを超えて行くのか? その答えは神のみぞ知る部分です。ほかのサブジャンルについては、また後日紹介させて頂くこととしましょう。
HIPHOPの進化とともに多数のサブジャンルが増えていく中、個人的な予想としては、現在みたいに「トラップ1強」みたいな状況は次第に緩和していき、「さまざまなサブジャンルが等しく聴かれる時代」がすぐそこに来ていると感じてます。 そして、HIPHOPは文化なので社会性や若者達が何を感じ、何をカッコいいと思うかによって進化していくと思いますし、素晴らしい進化を遂げていくことを心から願っております。 HIPHOPは自由です。枠をどんどん広げていって欲しい次第です。その中でHIPHOPの歴史を知るのも悪いことではないかと思います。今後もHIPHOPの歴史や文化について書かせて頂きますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ショットガンダンディ=文 池田裕美=編集
OCEANS編集部