トヨタとパナ、街づくり事業で協業(全文3完)次のフェーズに踏み込まねば未来はない
トヨタ自動車とパナソニックは9日午前に開いた記者会見で、街づくり事業に関する合弁会社設立のための契約を締結したと発表した。 【動画】トヨタとパナソニックが協業について記者会見(2019年5月9日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「トヨタとパナソニックが協業について記者会見(2019年5月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
2社はどのように研究開発を進めるのか
東洋経済新報社:東洋経済の【イイナミ 00:42:19】と申します。よろしくお願いします。私から2点お願いします。1点目なんですけれども、今回、合弁設立の背景として自動運転化が進むという大きな変革を前提としているということなんですが、可能な範囲で、この街をつくる上で、自動運転化、あるいはそれに伴って必要となってくる、例えば信号と車との通信とか、そういうコネクテッドの分野で、2社でどのように研究開発を進めていくのかっていうこと、先ほど乞うご期待というお言葉もありましたけれども、可能な範囲で教えていただけますと幸いです。 2点目なんですけれども、パナソニックさま、北野さまに伺いたいのですが、パナソニックは昨年来、自動車関連事業に関しては単なる部品の会社にはならないというという発言をトップからされてますけれども、あらためて今後、車載という領域でどういうふうに関わっていきたいとお考えなのかということを、ビジョンを教えていただけますと幸いです。よろしくお願いします。 北野:まず、2番目の質問に関しては、今、私はご承知のとおりパナソニックにおいて、ライフソリューションズ社の担当ということでございますので、今日、幸いながら、夕方にまた、私どもの決算発表ならびに中期のご報告をいたしますので、そのことを、そのときに、津賀に投げ掛けていただいたらいいかなと思います。 ただ、繰り返しになりますが、やはり、くらしアップデートと新しいモビリティ社会と住宅と家っていう起点が、新たな、今までのパナソニックが申し上げておりました、いわゆる車、モビリティの事業のスタイルとはまったく違う新たなビジネスになりうるだろうし、そうしていかなければならないというのが今回のJVのミッションであろうなというふうに思ってございます。 1つ目の質問については、まずちょっと、白柳さんからまず口火を切っていただければ。 白柳:はい。自動運転のところは乞うご期待というところだというふうに思います。私どもの取り組みについては、2020年代前半には特定地域でのレベル4、この導入も視野に入れた車の導入、開発を今、進めてございます。それから2020年代半ばまでには、移動、物流、物販など、多目的に活用できるトヨタのモビリティサービス専用【車体 00:45:07】電気自動車になりますe-Palette、これを活用したMaaS事業、こういったものを展開していきたいということになりますので、こういったことと、今回の街づくり事業をしっかりと連携をして進めていきたいというふうに思ってございます。 司会:よろしいでしょうか。 北野:先ほども日経のクロダさんからご質問がありましたが、車社会と新しいモビリティ社会と、今、パナソニックが取り組んでることの関係性で申し上げれば、例えばHomeXっていうのは基本的に家の中に閉じたコントロールではありませんと。いかに社会とつながっていくかというのが、やっぱり最終、究極の目標でありますので、例えばHomeXと、先ほどご説明のあったようなことを、サービス、あるいはマネジメントとしてどう結びつけていくのかということが、これから課題になってくるのかなというふうに思ってございます。 司会:よろしいでしょうか。続きまして、Cブロックの一番前の左から1人目の男性の方。