トヨタとパナ、街づくり事業で協業(全文3完)次のフェーズに踏み込まねば未来はない
吹田では主役を取れるよう頑張るのか
NHK:そうすると、ごめんなさい、吹田については、主役の立場を取れるように頑張りたいという理解でいいんですかね。 北野:基本的には、吹田に関してはすでにパナソニック ホームズ自身がほぼ主役という位置付けの中でスタートを切ろうとしてございますので、まだこれは確定ではございませんが、基本的にはこのJVにそのスタイルを移行していくということになろうかと思います。ただ、繰り返しになりますが、やはり街づくりっていうのは、やっぱり1社ではできないので、そこは基本的に弾力的に、やっぱり一番最適、満足いく街づくりができるパートナーさまを、都度都度、選んでいくという、そういうスタイルかなと思います。 司会:よろしいでしょうか。引き続き、ご質問を頂戴したいと思います。Dブロックの前から4番目、右から2番目の女性の方。
両社の同じ悩みについて、もう少し深く教えてほしい
中日新聞:すいません。中日新聞の【オサダ 00:52:06】といいます。すいません、ちょっと戻ってしまうんですが、先ほど、両社がどうしてこういうパートナーとしてやられるっていう説明の中に、白柳さんのほうから、同じ物づくりの企業として同じ悩みを抱えていたっていうようなお話がありましたが、その同じ悩みっていうところをもう少し深く教えていただきたいっていうところと、あと、これによって住宅事業が統合されると、国内住宅業界でトップクラスの地位を獲得するというような話なんですが、トヨタさんはトヨタホームさんとミサワホームさんとずっと統合というか、シナジー効果を出されるように工夫を重ねられて、ようやくそれが出てきたのかなと思われてる時期に、また新しく新パートナー、迎えられて、新しくスタートするっていうところで、これからどうやって大きな規模でまとめ上げていかれるのかっていう、その思いみたいなところをもう少し説明していただけないかなと思ってます。 白柳:物づくりのところはたぶん言うまでもなく、私どもはTPSと原価低減ということで今、一生懸命、その強さを取り戻すということで頑張ってございますし、パナソニックさんにもそういった物づくりの魂、こういったものを、長いお付き合いの中で共感できるものがたくさん、私自身も感じておりましたし、トヨタに勤めるみんなが感じてきたということだというふうに思ってございますけれども、住宅に関しましては、パナソニックさんの創業者の、住まいづくりほど大切な仕事はないという思いですとか、私どもの創業者、名誉会長ですね、日本の住まいを良くしたいというトヨタホーム設立の思い、こういったものに込められたことを、より現実的に実現していくために、今回のパナソニックさんとトヨタの新ジョイベンの中で、しっかり住宅事業をやっていくということが一番いい形ではないかということで、今回の合意に至ったということでご理解をいただければというふうに思っております。