「愛人と遊ぶのにお忙しいとは思いますが…」夫にお金の催促をするのに嫌味なLINEを送る妻の真意
嫌味だと取られてしまう一言
みなさんはどう思われるでしょうか。ぱっと見た印象として、夫婦間のやり取りにしては、少し堅苦しい気がします。 しかも、どことなく高飛車な感じさえ漂っています。 まず書き出しの、「入学金、授業料などを振り込む必要があります」という書き方が問題です。 ビジネスメールならこれでもいいでしょうが、夫婦のメッセージにしては少々事務的すぎて、相手への配慮や、気遣いに欠ける印象があります。 次に、「お忙しい浩一郎さんに銀行の窓口に並んでいただくのも気が引けるので」の部分も、ちょっと嫌味な書き方です。 この夫婦はすでに別居していて、実は夫は愛人と暮らしています。そのため、「お忙しい浩一郎さんに」と書くと、「(愛人と遊ぶのに)お忙しい浩一郎さんに」という嫌味だと取られかねないのです。夫が読めば気分を悪くするでしょう。 もちろん、ケンカするつもりなら、この書き方でいいのですが、この場合は何とか夫の機嫌をそこねず、娘の留学費用を振り込んでもらうのが目的です。 そのために送るLINEの文面なので、嫌味に取られかねない表現は避けるのが無難でしょう。 『別居中の夫に「いつもお仕事頑張ってくれてありがとう」…離婚カウンセラーが教える「嫌味な書き方」にならないコツとは』へ続く
岡野 あつこ(夫婦問題研究家・パートナーシップアドバイザー)
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