コロナ分科会後に尾身会長と西村担当相らが会見(全文2)重症者増や病床逼迫は遅れてやってくる
イベント制限緩和の指標は
毎日新聞:毎日新聞の竹地です。イベントの緩和に関してもう少しお伺いしたいんですけれども、先ほど大臣、現在の感染状況についてまだ数が減少するか分からないといったことですとか、医療提供体制がどうなるかということをおっしゃっていましたけども、実際にまた2~3週間後ぐらいに判断の時期というのを迎えるかと思われるんですけれども、そのときに、どういう状況になっていれば緩和というのができるのか、そういったポイントというか、指標みたいなものというのはどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 西村:今日もその点、分科会でも論点に挙がったんですけれども、1つにはやはりこの感染状況、足元の感染状況を、われわれはできるだけ早く減少傾向にするということを申し上げていますので、そういった方向であることは確認できることが大事だと思っています。感染が拡大している状況ではとても緩和できませんし、横ばいでどちらに行くか分からない、今はまだそういう状況。少しピークを迎えたかもしれないけれども、まだ感染拡大のリスクもあるという状況というふうに評価をいただいていますので、こうした感染状況が減少傾向にあるということは、確認ができればというふうに考えています。 それから繰り返しになりますけれども、医療への逼迫度は感染者のピークから遅れてきます。前回もそうでありました。重症者の数は遅れてきます、死亡される方も遅れてきますので、この辺り、この2~3週間、2週間ぐらい、緊張感を持って見なきゃいけないということだと思いますので、そうした医療の逼迫の状況、重症者の数なども見ながら判断をしていければというふうに考えていますが、いずれにしても専門家の皆さんに感染状況をしっかりと分析・評価をいただいて、そのご意見を伺った上で判断していければというふうに考えています。 司会:ほかにございますでしょうか。ニコニコ動画さん。 【書き起こし】コロナ分科会後に尾身会長と西村担当相らが会見 全文3に続く