宇野昌磨さん「自分が誇れるスケーターでありたい」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
宇野:そうです。本当に大会もなく、ショーもなかったので、世に出るタイミングが全くなかった。それで始めさせてもらいました。内容的には、特に何もないというか、スケートのこともするし、自分で自分の動画を解説することもあります。ゲストと話すこともあれば、スケートに全く関係ないこともします。ただ更新頻度が少なかったり……緩い感じでやっていました。 KENJI:そうなんや。とはいえそのシーズン。コロナ禍で試合がどんどん中止になった中で、久しぶりの大会、全日本選手権が開催されました。出場したときの思い出はありますか? 宇野:めっちゃ緊張しました。この全日本選手権がシーズン初戦になったんです。世界選手権が中止になって、全日本選手権まで試合にひとつも出ていなかったこともあって、ショートプログラムは、めちゃくちゃ緊張しました。お客さんもいない中でしたけど、でもすごくいい演技をすることができて。やっぱり大会のありがたみをすごく感じました。
競技者として自分が誇れるスケーターに
KENJI:そして翌シーズンの世界選手権は4位。 宇野:表彰台には上がれなかったんですけど、大会前の調子から考えると、いい出来でした。それから、この世界選手権をきっかけに競技者として熱くなったというか……鍵山優真くんと、この世界選手権で一緒になったんです。僕より成績いいのに「憧れている」って言っていただいて。僕自身は、その言葉を聞いてとても恥ずかしくなってしまったというか、もっと自信持って、この言葉を受け止められる選手になろう。そう思って、次のシーズンに入りました。 KENJI:ええ話やし、かっこいいやん。 宇野:本当に初めて、競技者として、もっと自分が誇れるスケーターでありたいと強く思いました。
次回:「思い出に残るプログラムはオーボエとボレロ」
文:J SPORTS編集部
J SPORTS 編集部