宇野昌磨さん「自分が誇れるスケーターでありたい」 | フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋
フィギュアスケートファンの“もっと選手の素顔を知りたい!”という熱い想いに応えるべくスタートした、「フィギュアスケーターのオアシス♪ KENJIの部屋」。元アイスダンサーであり世界を股にかけ活躍するコレオグラファー(振付師)宮本賢二が日本を代表するトップスケーターをゲストに迎えてお届けします。
今回のゲストは今年5月に現役引退を発表した宇野昌磨さん。9年ぶり2度目の出演が実現しました。世界選手権連覇などシニアデビューから数々の大会を制し、日本のフィギュアスケート界に大きな功績を残した宇野さん。これまでの軌跡を振り返りながら、プロに転向した現在の心境に迫ります。
こちらでは番組の書き起こしコラムを全4回に分けてお届けします。2回目は、シニアデビューからの9シーズンを振り返ります。
四大陸選手権で初タイトル
KENJI:次は2016-17シーズン。出場したすべての大会で表彰台に登りました。全日本選手権優勝。四大陸選手権3位。世界選手権2位。すごいよね。 宇野:このときはもうずっとゆづくん(羽生結弦)と戦っていて、ゆづくんが優勝して、僕が2位。それがずっと続く感じでした。でもシーズン全体を振り返るとすごく良かったなと思います。僕自身、その前シーズン最後の世界選手権が悔しさの残る大会になっていました。その悔しさがいい成長につながり、このシーズンは2位。さらに全日本選手権もしっかり優勝することができて、自分にとってはすごく望ましい結果だったと思います。 KENJI:安定したというか、気持ちの切り替えもしっかりできているみたいな感じかな。 宇野:そうですね。ただ、まだ若さもあったと思うんです。いいときとそうではないときを繰り返していたかなと思います。 KENJI:なるほど。その次のシーズンは勝負のシーズン。平昌オリンピックで銀メダルを獲得しました。初めてのオリンピックは他の大会と全然、違いました?