【50代のボディくずれ対策】太ももを引き締めるには、内ももと股関節の使われていない「さぼり筋」にアプローチ!
太もも太りの大きな原因は、使いすぎている「りきみ筋」と、使われず衰えている「さぼり筋」のバランスの悪さゆえ。それを「ほぐす」「伸ばす」「強化する」の3ステップで整えよう。考案者は人気パーソナルトレーナーのKAORUさん。今は、前回に引き続き太ももの引き締めだが、特に股関節にアプローチする方法をご紹介!
前に入った股関節を正しい状態に戻すことが、太ももを引き締めるカギ
前回は、太ももの引き締めでも、前ももの「りきみ筋」をほぐして伸ばし、外ももの「さぼり筋」を鍛えるという方法だった。今回は、股関節にアプローチして太ももをさらに引き締めていく。 「太ももに大きな影響を与えるのが股関節です。普段の生活では、股関節を前に動かす動作のほうが多いので、ほとんどの人は股関節が外側に回らないため、内ももの内転筋が縮んで硬くなっています。ですから内転筋は『さぼり筋』です。 この状態だと内転筋が使われにくいので、太ももが太くなる原因になります。ですから、まずは内転筋をほぐして伸ばすことがポイント。 また、股関節を外に開くときに使われる股関節外旋筋や股関節外転筋も使われにくくなっている『さぼり筋』なので、これらを鍛えるエクササイズをします。 これにより股関節が外に開きやすくなって、内転筋が使われやすくなり、太ももが引き締まるのです。つまり今回は、内ももと股関節の『さぼり筋』にアプローチしていきます。前回ご紹介したエクササイズと組み合わせれば、さらにすっきりとキレイなラインの太ももになります」(KAORUさん) 以下が、おすすめ「ゆる筋トレ」の3STEP。さっそく試してみて。 《STEP1 「ほぐす」》 内ももほぐし
【1】内ももでフォームローラーを挟んで真っすぐに立つ。両手は腰に当てよう。 ※フォームローラーは、筋膜リリース用のローラーならなんでもOK。ない場合は、細長いステンレスボトルなどにバスタオルを巻いて円柱状にして使ってもOK。
【2】お尻を締めて、右の股関節から膝までの力を抜いて緩める。このとき、膝が軽く曲がるが、膝を曲げるのを意識するのではなく、股関節を緩めることで膝が軽く曲がるイメージだ。