就活でよく聞く「オヤカク」って何? 企業の内定辞退対策とは
卒業後の進路について相談する相手として、親の役割も重みを増しています。 保護者世代が就職活動をしていた頃は、内定先決定に助言をもらった相手といえば、友人や先輩などが多かったのではないでしょうか。ところが、内々定をもらった大学4年生と大学院2年生約3000人を対象にした『マイナビ 2024年卒 内定者意識調査』では、内定先決定の際に助言や意見を聞いた相手として「父親・母親」が最も多く、61.9%に上っています。だからこそ、親子間のギャップを埋めて保護者に納得してもらうことが、採用側に必須の業務となっています。 今の子どもは、親の意見を重要視する傾向があります。親側もそんな自覚を持って、今の就活や子どもが行きたい企業を理解し、歩み寄る努力が必要でしょう。「オヤカク」は、そんな親の資質も試される、子育ての「最後の試験」なのかもしれません。
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