大神いずみ「長男・翔大の履正社の卒業式。挨拶はまさかの短さ!関西弁に囲まれながら〈学校の皆さんに育てていただいたんだなあ〉と感慨深い」
◆大阪を去る日 卒業式を終えて大阪を去る日の、部屋の窓から望む冷たい曇り空は、なんとも寂しい。 いろんな思いが心の中で混ざり合い、不覚にもじんわり温かいものが込み上げてきた。 「友だちとご飯に行く」という翔大を大阪に残し、次男・瑛介の待つ東京へ、新幹線でお弁当を食べながら帰る途中、しみじみ1人で泣こうと心に決めていたんだが…。 新横浜到着30秒前まで爆睡していて、慌てて荷物をかき集めて新幹線を飛び降りた。全然泣けなかった。なんだそれ。 …いなくなる当の本人が、まだまだ処分しきれていない荷物の山をマンションに残し、私がこの後また大阪に回収しに行くことにはなり…。それにも母は少々怒りで熱いものが込み上げてくるんだが。 ここまで大阪、本当にありがとう! 翔大を育ててくださいましたね。 これからも「子ども」として、またたびたび帰りますね。
大神いずみ