子供と行きたいおすすめ美術館【関東編】 子連れ、親子でもっとアートを楽しもう!
角川武蔵野ミュージアム:大人も子供も「まぜまぜ」に遊ぼう
「想像力とアニマに遊ぶミュージアム」をコンセプトに、2020年11月に埼玉県所沢市にオープンした角川武蔵野ミュージアム。図書館と美術館と博物館が「まぜまぜ」になった複合文化施設だ。 エディットタウンのブックストリートには、種類別ではなく、この館独自の分類法によって25000冊の本が配架されている。辞書も児童書もマンガも絵本も、まぜこぜに置かれた生き物のような本棚で、大人も子供も本との出会いを楽しむことができる。同じくエディットタウン内、荒俣宏監修の「荒俣ワンダー秘宝館」には、UFOのかけらや鼻で歩く動物、巨大マンモスの牙、自然の美しさを体感できる昆虫標本など、視覚と感覚で楽しめる多種多様な展示品が並び、子供のセンス・オブ・ワンダーをくすぐる。「マンガ・ラノベ図書館」には、児童書・絵本のコーナーも。ここでは、小さな子供を対象とした絵本のよみきかせ会が定期的に開催されている。 そんなミュージアムを象徴する「まぜまぜ」の風景は、美術館の外にも広がっている。隈研吾がデザイン監修を手掛けた美術館の建物周りにある水を張った水盤が、夏には「じゃぶじゃぶ池」として開放されるのだ。地域の子供連れやインバウンドの観光客が、水盤で遊び、美術館を背景に記念写真を撮るまさにカオスな風景は、角川武蔵野ミュージアムの夏の風物詩のひとつになっているのだという。タオルや着替えを用意しておでかけしても楽しい。夏休みには、広場にキッチンカーなども出展し、毎週末にさまざまなイベントも開催される。 授乳室あり、おむつ替えスペースあり。4階はベビーカーでは入場ができないため、赤ちゃんと一緒の場合は、抱っこひもがおすすめです。
箱根 彫刻の森美術館:森のなかを探検しよう
8月1日に55周年を迎える彫刻の森美術館。木造ドームのなかに、カラフルな手編みのネットがいくつもつなぎ合わされた巨大なハンモックのネットの森や、目玉焼きのオブジェなど、楽しい彫刻作品がいっぱい。子供たちが遊ぶことができる造形作品・造形作品が展示されていて、森を散策しながら、遊びのなかで色彩や光の生み出す美しさや造形の面白さを発見することができる。 館内を巡りながら、彫刻を見つけてシールを貼るストーリー仕立ての「シールラリー」も親子連れには人気のプログラム。シールラリーは今年の7月にリニューアル予定で、新バージョン「みんなでさがそう 森のおとしもの」が登場予定だ。 また、55周年を記念して、7月下旬には彫刻の森美術館の「足湯」がリニューアルされる。彫刻の森美術館が立地する箱根ならではの敷地内から湧きだす源泉100%かけ流しの足湯。トラフ建築設計事務所と園田慎二建築設計事務所がデザインした足湯は、箱根の森の景色を一望でき、鳥の声や沢の流れや風の音を感じながらくつろぐことができる。 授乳室あり(新館インフォメーション)、おむつ替えスペースあり、ベビーカーレンタルあり