「ミシュランガイド東京2025」の掲載店はどんなところ?

日本ミシュランタイヤは10月17日、「ミシュランガイド東京2025」の全セレクションを発表。34種類の料理カテゴリーから507軒の飲食店・レストランが紹介されており、うち64軒が新規掲載です。 【図版】ミシュラン三つ星・二つ星・新規一つ星＆ビブグルマン店一覧 新たな三つ星や二つ星も誕生し、「ミシュランガイド東京2008」がアジア初のミシュランガイドとして発行されて以来、東京は18年連続で世界で最も星付き掲載店が多い都市となりました。 このレポートでは、新規掲載店や評価を上げた店舗を中心に、注目のレストランをご紹介します。

■三つ星は12店、新三つ星に「セザン」 今回、新三つ星に輝いたのは、「フォーシーズンズホテル丸の内東京」内にあるフランス料理の「セザン」。2022年版で一つ星、2023年版で二つ星の評価を受け、2025年版では最高評価を獲得しました。総料理長のダニエル・カルバート氏はフランス料理のクラシックな技法を基本に、ロンドン、ニューヨーク、パリ、香港での経験と、日本の食材を融合させ、唯一無二の料理を提供しています。カルバート氏は受賞セレモニーで「三つ星はシェフだけのものだけでなく、チーム全体で勝ち取ったもの。私の好きなようにやらせてくれたフォーシーズンズホテルにも感謝したい」と喜びを語りました。

今回昇格した「セザン」を含め、三つ星(そのために旅行する価値のある卓越した料理)の評価を受けたのは以下12店。「かんだ」「カンテサンス」「ジョエル・ロブション」は「ミシュランガイド東京」の刊行以来、18年連続の三つ星となりました。 カンテサンス(フランス料理、東京・品川区) 神楽坂 石かわ(日本料理、東京・新宿区) 虎白(日本料理、東京・新宿区) 青空(寿司、東京・中央区) ロオジエ(フランス料理、東京・中央区) セザン(フランス料理、東京・千代田区) 龍吟(日本料理、東京・千代田区) 麻布 かどわき(日本料理、東京・港区) かんだ(日本料理、東京・港区) 茶禅華(中国料理、東京・港区) レフェルヴェソンス(フランス料理、東京・港区) ジョエル・ロブション(フランス料理、東京・目黒区) ■二つ星は26店、新二つ星に「天ぷら 元吉」 新二つ星には、渋谷区恵比寿にある「天ぷら 元吉」が一つ星から昇格しました。店主の元吉和仁氏が提供するのは、液体窒素を使用し、科学的に分析して軽さを出した天ぷら。「熱くあるべき」という天ぷらの定説を覆し、食材に合わせた衣を着せるイメージで素材に合わせた温度での提供を心がけるなど、新時代の天ぷらを追求しています。