若武者が天国から地獄へ…適時打放つも、守備で痛恨ミスの浅野に大矢氏「良い面もあり、悪い面も出たという試合」と総括
巨人が広島に逆転負け。連勝は4でストップし、18日のマジック点灯して以来、初の敗戦を喫した。 巨人打線は広島先発のアドゥワ誠から、初回に岡本和真、5回には浅野翔吾、6回には投手の横川凱のタイムリーで3点をリード。6回に広島の秋山翔吾にタイムリーを許しで1点を返されるも、8回にはショートへの当たりを矢野雅哉が弾く間に1点を取り返す良い展開となった。しかし8回、再び秋山にタイムリーを浴びると、小園海斗がライトへのヒットに浅野がチャージをかけるが打球を弾きさらに後逸。2人を生還させ同点とされると、末包昇大にもレフトへ落とされ逆転された。9回も栗林良吏に3人で料理され、1点差で惜しい試合を落とした。 打撃では貢献も、守備では後逸と明暗分かれた浅野翔吾に対し、21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した大矢明彦氏は「こんとこずっとスタメンで出てるんですけども」としつつ「今日はバッティングの方はすごい良かったです。追い込まれたあとインサイドを攻め込まれて、まさかそこに投げてこないだろうっていうところでインサイドがきてファウルで逃げて。バッテリーはこれは狙ってないなと思います。それが次もう1球来たのを見事に打ち返すというね、なんか若手にしては非常に配球を読んだバッティングができた」と5回のタイムリー二塁打の場面を細かく解説しながら、技術と読みを称えた。 しかし8回に後逸したケースには「この場面はね、おそらく捕っていてもホームでアウトになるかどうかわかんないぐらいギリギリのところ。慌てすぎましたよね」と際どいタイミングもあり、焦ってしまったのではないかと分析。最後に「いい面もあり、悪い面も出たという試合でしたね」と締めた。 この日は最後三振で試合を終わらせてしまうなど、前半の天国から後半の地獄と浮き沈みの激しい試合となってしまった若武者。次戦以降の気持ちの切り替えに期待したいところだ。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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