湿気がこもるお風呂場を雑菌だらけにしないための7つの鉄則とは?
#3. タオルは毎週洗濯する。
ステファン・ギャイエは菌を減らすためにはタオルは毎週あるいは隔週、最低40度の温水で洗うことを推奨する。でもさすがに60度で洗う必要はないそうだ。「確かに殺菌作用は強くなりますが、エネルギーもより多く消費することになりますから」
#4. 水垢を撃退する 。
沈殿したカルシウムとマグネシウムである水垢は、風呂場やシンクに白い跡を残す。「配管などを詰まらせる可能性があり、見た目も気持ちのいいものではないのです。さらにバクテリアやカビの繁殖の土台になってしまいます」
#5. スポンジは禁止。
掃除する際、よく使われる正方形のスポンジはやめておくほうが無難だとステファン・ギャイエは指摘する。「スポンジは完全に乾くことがないのでずっと湿っています。黒ずんできたらまさにカビの繁殖のサインなので破棄しましょう」 彼はそれよりもブラシやマイクロファイバーのスポンジを推奨する。いずれにせよ、しっかりと乾かすことは忘れずに。
#6. モップはあまり泡立てない。
床の掃除にはモップは避けたほうが無難だそうだ。完全に乾かすのが難しい上に、すすいだりきれいにするのが難しいからだ。それよりも平らなシート(ワイパーに取り付けるもの)やマイクロファイバーのものを彼は推奨する。 モップを洗剤の入った水につける場合、泡は「少なければ少ないほど良いです」とステファン・ギャイエは念を押す。掃除道具と床が擦れることできれいになるからで「泡があればあるほど摩擦は減り、汚れが取れなくなります」
#7. トイレの掃除
当然ながら、トイレは菌の温床だ。「水垢と汚れが合わさることでカビや菌が繁殖する恰好の場所です」と感染症専門医は指摘する。 トイレが脱衣所にある場合、浴室がトイレに汚染されないためには「自然なものよりも、市販で販売されているより強力な専用の洗剤や水垢落としで掃除をする必要があります」 トイレ室内をキレイに保つためには使用後に必ずトイレの蓋を閉めることが重要だ。「さもないと、空気中に撒き散らされた便細菌を吸い込むことになります。洗面台が近いと、歯ブラシに付着してしまう可能性もあります」
text: Alexandra Marchand (madame.lefigaro.fr)