「勉強ができる」ことは一番重要ではない。子どもを海外で通用する子に育てたいなら、学力よりも身につけるべき「最大の武器」とは
アメリカ留学を成功させた娘の秘密…
子どもから突然、「高校からアメリカに留学したい。将来はアメリカで暮らしたい」と言われたらどうしますか? 【こちらも話題】メジャーリーガーの夫・菊池雄星を支えながら感じた、日本とアメリカの違い 慣れない海外で生活し、新しい環境でゼロから人間関係を築くのは、大人でも簡単な事ではありません。 では、そんな海外留学を成功させられる子は、どんな強みを持っているのでしょうか? 英語力?勉強の才能?もちろんそれらもとても大切ですが、実は大きな武器となるのは「コミュニケーション力」なのだそう。 そこで今回は、自身が高卒のシングルマザーでありながら、娘を全米No.1の公立大学の特待生にまで育てたという高松ますみさんの著書『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)から“アメリカ留学を成功させた娘のコミュニケーション術”というトピックスをご紹介。 一体、娘さんはどんなコミュニケーション術で、留学を成功させたのでしょうか? その6つのポイントは…。
アメリカ留学を成功させた娘のコミュニケーション術
わが家の娘が留学先でゼロから人間関係を築き、高い成績を収め、楽しい毎日を送ることができたのは、英語の能力が人並み以上だったからとか、天才的に勉強ができたからではありません。もちろん、英会話も勉強も人並み以上に努力してきたことは間違いありませんが、最も大きな要因はコミュニケーション力の高さです。 それを確信したのは、娘の高校の卒業式に出席したときです。娘の名前を呼んで近寄ってくる友だちの多さにびっくりしましたし、たくさんの先生がわざわざ私のところまできて、娘を褒めてくれたことにも驚きました。 その後子育て支援の仕事をするようになり、自身の講座の受講生の方に説明しやすいよう、娘のコミュニケーション力のポイントを検証し、整理したことがあります。 それが次の6つです。 【1】相手が知らない人でも躊躇なく話しかけることができる 【2】知らないことを恥と思わずに質問できる 【3】先生や友だちに対する誠実な振る舞い 【4】ていねいな言葉遣いやマナー 【5】自分の考えを主張できるプレゼン力・表現力 【6】感情のコントロールが上手