【富山県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選。神秘的な峡谷美と紅葉が楽しめる神通峡
暑い夏もようやく終わり、心地いい季節。旅をしたい気持ちが高まってきました。 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。そんな日本ならではの魅力を感じるとっておきのスポットをご紹介。 【画像】ラムサール条約にも登録されている弥陀ヶ原ほか、富山県の秋の絶景10選を写真ですべて見る。 「いつか」の旅行の参考に。眺めても美しい、秋ならではの豊かな景色をお楽しみください!
◆神通峡
「神通峡」は、富山市を流れる神通川沿いに約15キロメートル続く峡谷。神通川の豊かな水や雄大な山々がつくり出す景観は美しく、県定公園に指定されている。 紅葉の時期になると、木々の葉が赤、オレンジ、黄色に染まり、一帯がさらに神秘的な雰囲気に。「庵谷峠展望台」から峡谷を一望できるほか、ダイナミックな断崖が見られる「片路峡」では特に美しい紅葉が楽しめる。 また、国の登録有形文化財に指定されている「旧笹津橋」や、国指定天然記念物の「猪谷の背斜・向斜」など、峡谷内には見どころが豊富。遊歩道も整備されているので、秋の散策に訪れてみてはいかが。 見ごろの時期:10月下旬~11月上旬 神通峡(じんづうきょう) 所在地 富山県富山市庵谷(庵谷峠展望台)
◆弥陀ヶ原
「弥陀ヶ原」は、「立山黒部アルペンルート」の立山にある、東西4キロメートル、南北2キロメートルの広々とした湿原で、大日連山をのぞむ。 2012年に、豊かな生態系が守られている貴重な湿原として「ラムサール条約」に登録された。火山活動による火砕流台地上にあり、国内のラムサール条約登録地の中で最も高い標高1,930メートルの位置に広がっている。 湿原上には約3,000個もの池塘と呼ばれる小さな池や水たまりがあり、珍しい高山植物の宝庫。ワタスゲやタテヤマリンドウなど、湿原を好む高山植物が数多く咲く。紅葉シーズンには草木がオレンジ色に染まり、冠雪間近の大日岳とともに美しい景色が眺められる。 ちなみに、池塘は「ガキの田」ともいわれているが、これは立山信仰において弥陀ヶ原が地獄と見立てられ、地獄に堕ちた餓鬼が飢えをしのぐために作った田んぼとされているためだ。登拝の際にこの地獄を巡ることで、今まで犯した罪などが浄化されるという、パワースポットでもある。 見ごろの時期:9月下旬~10月中旬 弥陀ヶ原(みだがはら) 所在地 富山県中新川郡立山町芦峅寺弥陀ヶ原