【富山県・2024年版】秋の絶景・風物詩10選。神秘的な峡谷美と紅葉が楽しめる神通峡
◆こきりこ祭り
「こきりこ祭り」は、五箇山の代表的な祭りのひとつ。南砺市にある白山宮を会場に、日本最古の民謡といわれる「こきりこ節」が披露される。 こきりこ節は、田植え前の豊作祈願に行われる、日本の伝統芸能「田楽」として唄い踊り継がれてきたものだ。趣ある白山宮の境内に笛や鼓の音、唄声が響きわたり、煩悩の数、108枚の木片をつないだ楽器「ささら」を用いたしなやかな舞が見る人々を魅了する。 また、「こきりこ館」前に設置された特設ステージでは、民謡披露、獅子舞などが行われ、上梨地区の人々が一体となって盛り上がる。 開催日:毎年9月25日~9月26日 ※こきりこ踊りやホールでの舞台競演会は鑑賞料が必要。 こきりこ祭り(こきりこまつり) 開催地 富山県南砺市上梨白山宮境内
◆五箇山麦屋まつり・城端むぎや祭
「五箇山麦屋まつり」は、南砺市下梨にある「地主神社」境内で行われる秋祭り。五箇山の下梨集落を中心に広がった、平家の落人が都を偲んで唄って踊ったといわれる「麦屋節」を現代に伝えるものだ。 祭りでは、男性による勇壮な笠踊りや、女性による優雅な手踊りなどの舞台が繰り広げられ、平家武士の風格とともに、山間部で農作業などをしながら暮らす様子を彷彿とさせる。 世界遺産の五箇山に息づく合掌造り集落は、かつて陸の孤島といわれた。いまも生活の場であり、岐阜の白川郷とあわせて、懐かしい日本の原風景を体感することができる。 また「城端むぎや祭」も南砺市の代表的な秋祭りであり、五箇山と城端が結びつきを深めた昭和26(1951)年から始まったもの。麦屋節コンクール全国大会、むぎや踊り競演会のほか、観光客も参加できる総踊りなどが開催され、城端エリアのいたるところで麦屋節の踊りが見られる。 開催日 ・五箇山麦屋まつり:毎年9月23日 ・城端むぎや祭:毎年9月中旬 五箇山麦屋まつり・城端むぎや祭(ごかやまむぎやまつり・じょうはなむぎやまつり) 開催地 五箇山麦屋まつり:富山県南砺市 地主神社境内、城端むぎや祭:富山県南砺市 城端別院善徳寺・南砺市城端伝統芸能会館じょうはな座、城端市街地 ※記載されている「見ごろ」は例年のものです。気候等により変動する場合がございます。 ※施設の休業、イベントの中止・延期の可能性がございます。事前にご確認ください。
CREA編集部