ポインセチアのお手入れのコツから来年開花させる方法まで、正しい育て方を専門家が伝授
ホリデーシーズンの到来を生き生きと伝えてくれるポインセチア。玄関やリビングを飾る植物として人気を誇ってきたのは鮮やかな赤ですが、近年新品種の開発が進み、ピンクやクリーム色、バーガンディー、コーラル、さらには苞葉(花や芽を守る小さな葉、ポインセチアの場合は色づいた葉)に白い斑点をちりばめたものや、苞葉以外の葉が色づいた品種を選ぶこともできます。 【写真で見る】ポインセチアの正しい育て方を専門家が伝授|お手入れのコツから来年開花させる方法まで
メキシコを原産国とするポインセチアは、自然のなかでは細い枝を大きく広げた低木として育ちます。ホリデーシーズンを象徴する植物として、近代化した品種改良により広く一般化したのは、1950年代。今では、マントルピースやエントランス、リビング、あるいはその他、季節の色のアクセントが必要となる場所に、ホリデーシーズンにこの愛らしい植物がないと物足りない気持ちになる方も多いのではないでしょうか。 本記事では、ホリデーシーズン期間中はもちろん、その後にも参考にしてほしいポインセチアのお手入れ方法をご紹介します。
ポインセチアの選び方
まずは、フレッシュで健康、それから苞葉が均一に色づいた株を選ぶことから始めます。セレクタ・ワン・ノース・アメリカでポインセチアに関する技術的なサポートを行うゲイリー・ヴォルマーは「色づいた苞葉に囲まれた『杯状花序』と呼ばれる小さな黄色い花を咲かせている株を選びましょう」とアドバイス。「お店で見かけるポインセチアのなかでも、花粉がすでになくなっているものや黄色い花が落ちてしまったものは、すでにピークを超えてしまっているため、季節が終わるまでもちこたえられません」 お店では、ビニールカバーなどを外して全体を確かめること。「葉を落としていたり、根に近い葉が黄色に染まったりしている場合、その株は避けてください」とコスタ・ファームズの園芸家、ジャスティン・ハンコックはいいます。「低い位置につく葉が、それ以上元気を回復することはありません」 購入したポインセチアを寒さから守ることも、お忘れなく。「寒すぎると、苞葉はすぐにダメージを受けてしまいます」とヴォルマー。「ホリデーシーズンのための買い物や他の用事を済ませている間に車に置いたままにしないよう、気をつけてください」。お店から車、それから自宅まで移動する間もビニール袋やトートバッグ、あるいは花束に使う紙を使い、ポインセチアを寒さから守りましょう。