【新日本・WTL】海野翔太 左足首負傷から早期復帰も4敗目…試合権利が一度も巡って来ずに無念終戦
新日本プロレス2日高知大会の「ワールドタッグリーグ(WTL)」Aブロック公式戦で、海野翔太(27)、本間朋晃(48)組がKENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組に4敗目を喫した。 【写真】静岡大会で足首を負傷し、悶絶する海野翔太 海野は11月29日静岡大会で左足首を負傷し、1日大阪大会を欠場。来年1月4日東京ドーム大会ではIWGP世界ヘビー級王者ザック・セイバーJr.への挑戦、翌5日東京ドーム大会では米AEWのクラウディオ・カスタニョーリとのシングルマッチを控えているだけに、WTLのみならず大一番にも暗雲が垂れこめていた。 予定通りこの日の大会で早期復帰した海野だったが、入場時に敵チームに奇襲を仕掛けられてしまう。負傷箇所の左足首にオーエンズのイス攻撃を浴びてしまうと、苦悶の表情で倒れこんだ。 この一撃で完全に分断された海野組は、本間が孤立し数的不利の戦いが続く。海野もエプロンに上がってタッチを求めるが、KENTA組はそれを許さない。結局一度も海野に試合権が巡ってこないまま、本間がオーエンズのCトリガーからのパッケージドライバーで沈められてしまった。 負け越しが決まり優勝決定戦進出の可能性が消滅。本間から「翔太、ケガは痛かったねえ」とねぎらわれた海野は「自分の現状が悔しくて、笑われるのも、好き勝手言われるのも悔しくて…でも本間さんたった一人だけは俺を信じてくれようとしてた。最後の最後まで自分のこけしで仕留めてやるって、信じて戦い続けてくれた。すみません、足引っ張っちゃって」と謝りながら最終公式戦(5日、宮崎)の必勝を誓う。「最終戦、何が何でも絶対に勝ちましょう。諦めない強さが本物かどうか、俺らが見せつけてやりましょう。こんなところで止まってる俺らじゃねえぞ! いまこの瞬間から次を信じてやりましょう」と本間と握手を交わしていた。
東スポWEB