G1ハナ差決着直後、2着の騎手が即座に見せた行動に感動の声「スポーツマンの鑑」「人間性が…」
G1チャンピオンズカップ
競馬のG1チャンピオンズカップ(ダート1800メートル、16頭立て)が1日に中京競馬場で行われ、このレースを最後に引退が決まっている1番人気レモンポップ(牡6・田中博、父レモンドロップキッド)が鼻差で逃げ切り、史上2頭目の連覇を達成した。最後、猛然と追い込んだものの2着に敗れたウィルソンテソーロの川田将雅騎手が見せたスポーツマンシップにファンは感動。「めちゃくちゃ良かった」「エモすぎる」といった声が上がっている。 【動画】「スポーツマンの鑑」「エモすぎる」 川田騎手がゴール直後、勝った坂井騎手を称えた実際の映像 悔しさと勝者への称賛が交錯した。ゲートを出てから中団の馬群でレースを進めた川田。激しいキックバックを受けながらも進路を確保し、最後の直線ではウィルソンテソーロを大外に導いた。懸命に逃げ込みを図るレモンポップを一完歩ずつ追い詰めたが、鼻差届かず無念の2着。川田は「あー、ちくしょう!」と悔しさを露わにしたが、間髪入れずに「おめでとう、瑠星!」とレモンポップの坂井瑠星騎手を祝福した。 JRA公式YouTubeチャンネルが公開した川田のジョッキーカメラの映像に、ファンは反応。「川田騎手の『あー、ちくしょう!』って声がほんとに悔しさを感じるし、その後すぐに『おめでとう』って言えるのまじでスポーツマンの鑑過ぎる」「無言で猛追してたのがゴール板すぎたら『あーチクショウ!おめでとう!!』って言ってたらしいのエモすぎるよな」「川田さんの人間性がうかがえて何だか良かった」「川田さんの『くそーーー!おめでとう瑠星!』もめちゃくちゃ良かった」「川田Jがゴールして悔しがるけどすぐに瑠星Jにおめでとうと言ってるの凄く良い」といった声が上がっている。 わずか鼻差で明暗が分かれた2頭。長い写真判定の末に結果が出たが、ゴールした直後に川田が敗戦を認めたことにも「瑠星ジョッキーも川田ジョッキーもゴール板通過したタイミングでどっちが勝ってるってわかってるのすごい」「判定を待つまでもなく負けたことがわかってたんだ……すごいな……って」「ゴール前かなり際どいのに坂井は完全に勝利を確信、川田はすぐに祝福の声掛け、わかるもんなんかな」といった驚きの声が広がっていた。
THE ANSWER編集部