昼からワインが進んじゃう! ハワイの有名シェフが手がける薪焼きレストランの充実ランチ
薪焼きによる絶妙な火入れにより、味付けはシンプルでありながら、スモークの香りをまとうとここまで満足度が高まるのかと驚くステーキだ。断面は肉質の良さが表れたあずき色で、サーロインでありながら脂のくどさがなく、噛み締めても噛み締めてもうまみの余韻が続く。ステーキに酢漬けされた蓮根の食感と酸味がアクセントとなり、芳しいトリュフの香りとトロッとした口溶け、濃厚さをプラスする卵黄がさらに箸を進めさせる。
薪火ごはんに添えられる「根セロリのポタージュ」は乳製品不使用で、本来は捨てられてしまう野菜の葉っぱを使ったオイルで作られたもの。優しい味わいで、細胞の隅々まで心地よく染み渡るようだ。このほか、ビーツのたくあん、わさびも別皿で添えられる。
昼からナチュラルワインやアラカルト、ワイキキ本店で人気のデザートも楽しめる!
「natuRe tokyo」はヴァン・ナチュール(ナチュラルワイン)も豊富で、日本をはじめオーストラリアやフランス、イタリアなど世界各地のワイン(グラス850円~)を昼から味わうことができる。ランチメニューに合わせてもいいし、アラカルトメニューをオーダーするのもいいだろう。
「ブッラータチーズ 旬の果実とホワイトバルサミコ」2,700円は、イタリア産のブッラータチーズととちおとめ(時期により異なる)にオリーブオイル、ホワイトバルサミコを回しかけた一品。生クリームのようなミルキーにとろける口溶けのブッラータが、とちおとめの甘さを引き立てており、ミネラルな酸味を伴うポルトガルのアルヴァリーニョを使ったスパークリングワインが寄りそう。
「蓮根としし唐の竹炭フリット 黒ニンニクのアイオリソース」1,200円は、ハワイのマウイ島の溶岩をイメージして作られた見た目のインパクト抜群の料理だ。衣に竹炭を練り込んだ真っ黒な蓮根のフリットは、蓮根のシャキシャキとしたみずみずしさを残しつつ、自然な甘さが感じられる。黒ニンニクのアイオリソースをつけることで、よりお酒が進む。
食後にはぜひ「紫芋のモンブラン おからのクランブル」1,400円をオーダーしてほしい。こちらはハワイ本店のシグネチャーデザートであり、おからのクランブルに、オーツミルクを使ったジェラート、紫芋のペースト、菊芋のチップスをトッピングしたヴィーガン仕様だ。モンブランとジェラートはねっとりした口溶けの穏やかな甘さで、ほの甘い菊芋のチップスがカリカリと小気味よい食感。紫芋のたおやかな甘さが舌に残る、ギルティーフリーなスイーツとなっている。