ユーチューバーのラファエル結婚に沸く ネットからスターが生まれる時代へ
グレーのパーカーに白い仮面で知られるユーチューバー(以下、YouTuber)のラファエルが一般女性と結婚したニュースが5日報じられ、話題になった。エンターテインメントというジャンルにとっていまやネットは無視できるものではなく、ネットで生まれネットで活躍するYouTuberの活躍に既存の芸能プロダクションも注目、契約を結ぶ時代となった。一方では、既存の芸能界のシステムで育ったタレントたちも続々とネットに進出している。芸能を取り巻く環境は様変わりしつつあるが、YouTubeの世界もこれからが正念場のようだ。
昔はテレビが、今はネットがスターを生む時代か
「このところニュースの世界でもYouTuberが何かと目立ちますね。トラブルや炎上を狙っての迷惑系YouTuberは論外としても、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさん、今回結婚がニュースになったラファエルさんもそうですが、コンテンツの面白さやタレント性から人気を得ているYouTuberはネットが生んだスターと言っていいでしょう。昔はテレビがスターを生みましたが、いまはネットがスターを生んでいるんです。CM出演もしていたりしますし、ストーカー騒動などもあるぐらいですから、まさにスターそのものですよ」と話すのは、スポーツ紙の40代女性記者。 こうした動きに乗り遅れまいと、老舗の芸能プロダクションもYouTuberに注目する。 「YouTuberの人たちがやっていることは、われわれから見てもクリエイター的ですし、実際にプロのクリエイターがスタッフとして参画したりもしています。そんな中で売れてくるYouTuberには、総じてプロデュース力がある。どういうものをどういう風に取り上げて見てもらうのか。そしてチャンネル登録数やアクセス数を増やすのか。ものすごく大事なことじゃないですか。中身で勝負できない才能やセンスに乏しい人が、迷惑系に走るのだと思います。そういう意味で、僕らもYouTuberと組むとか、近年の新たな動きとして始めています」と話すのは、芸能プロダクション幹部の60代男性だ。