伊勢谷被告、保釈「ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした」陳謝
大麻取締法違反(所持)の罪で起訴された伊勢谷友介被告(44)が30日夜、保釈された。東京地裁が同日保釈を認める決定をし、伊勢谷被告は保証金500万円を納付、午後7時30分過ぎ、勾留されていた警視庁東京湾岸警察署前につめかけた報道陣の前に姿を見せた。 【中継録画】伊勢谷友介被告、保釈「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」
更生できるか 過去、自己中明かした発言も
逮捕以来、22日ぶりに保釈となった伊勢谷被告は黒いスーツ、黒いネクタイで神妙な面持ちのまま深々と頭を下げ「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と一言、陳謝。玄関そばにつけた黒いワゴン車に乗って走り去った。なお、現場で伊勢谷被告に清涼飲料水らしきものを手にしながら声をかけたユーチューバーが署内に連れて行かれる一幕もあった。厳重注意される見込み。 伊勢谷被告は9月8日に都内の自宅で乾燥大麻約13グラムを所持していた罪で逮捕。起訴された29日には代理人である弁護士を通じ反省のコメントも発表し、身勝手な行動でファンや関係者らを裏切り心配と迷惑をかけたことを謝罪していた。同コメントでは「私は無責任極まりない甘さで、自分をそして自分と一緒に活動してくれている方々を、さらに世間の皆様を裏切ってしまったことを今、留置場にいて、身体拘束を受けるなかで、噛み締めています」と心境を述べ、「すべては私自身の奢り、未熟さや愚かさ、役者、及び経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態です。深く反省すると共に、これまでの身分に甘じることなく、一社会人として社会的制裁をしっかりと受ける所存であり、失われた皆様のご信頼を一日でも早く取り戻せるよう、努力していく覚悟でおります」としている。 「伊勢谷被告は過去、登壇したイベントで学生時代を振り返り『自分のことばかり考えて生きていた』と自己中だったことを明かしたこともあります。自ら立ち上げたリバース・プロジェクトでは社会貢献プログラムに取り組んでいたのですが、残念ながら自己中心的なところは直っていないことが発覚したのが今回の事件。身勝手な行動でファンや関係者に多大な迷惑をかけたわけです。本人は『リラックスのために吸っていた』『去年の9月ごろから(大麻使用を)再開した』と常習性を認める供述をしていますが、今後裁判を受けて罪を償いきちんと更生できるかどうか。周囲の見方は甘くありません」(スポーツ紙50代男性記者) 演技力には定評がある俳優だけにネット上には「早くかえってきて」というファンの切実な声もあれば、「保釈に反対します」との厳しい声も少なくない。いずれにしても、まだこれから公判を待つ身。今後の推移を見守りたい。 (文:志和浩司)