D-BOYS柳下大が引退と結婚を発表 ミュージカル「テニスの王子様」などで活躍
若手男性俳優集団D-BOYSの柳下大(やなぎした・とも)が30日、自身の公式ブログ「TOMOrrow」を更新。「応援してくださる皆さまへ」と題して、所属事務所ワタナベエンターテインメントを退社するとともに芸能界を引退、一般女性と結婚したことを発表した。
ミュージカルなどで数多くの好演、心に残る
柳下はブログに「2006年9月第3回D-BOYS オーディションにてデビュー あの日から本日まで丸14年経ちました。14年間たくさんの応援、声援、励まし、勇気、希望、経験…ありがとうございました。…ありがとうございました。本当にありがとうございました。感謝してもしきれません」とファンに向け手厚く感謝の言葉をつづった。そして引退の理由に言及。「今後は芸能界とは違う世界で頑張っていこうと思いますが、引退する理由としましては、自分自身に限界を感じた 他の事にもチャレンジしたい 家庭を持ちたい でした。そして、この場をお借りし、皆様にはもう一つお知らせがあります。この度私、柳下大は一般女性の方と入籍しましたことも併せてご報告させて頂きます。今後は暖かい家庭を築きながら、パートナーと共に頑張っていこうと思っております」と、結婚について報告した。 柳下は1988年神奈川県出身で、32歳。2006年に第3回D-BOYSオーディショングランプリを受賞し、D-BOYSに加入。同年「ミュージカル テニスの王子様」に3代目青学・海堂薫役として出演した。10年にD-BOYS STAGE 2010 trial-3「アメリカ」(演出・赤堀雅秋)で舞台初主演を飾り、翌11年にはつかこうへい作の舞台「熱海殺人事件」に出演と、着々と実績を積み上げた。12年にはD☆DATE加入を発表、舞台「タンブリング vol.3」に主演。15年には日本とブラジルの外交関係樹立120周年事業として上演されたミュージカル「ガランチード」(演出・謝珠栄)に同じD-BOYSの荒木宏文らと出演。ブラジルに渡った日本人たちの苦闘を舞台化する劇団員の姿を描く舞台で、日本人の矜持を伝える好演を見せた。今年は出演舞台「お勢、断行」(演出・倉持裕)がコロナの影響を受け、ツアー公演含め全日程について2月27日付で中止することを決定した。 第2の人生の幸多からんことを祈りたい。 (文・写真:志和浩司)