市管理地の野菜畑「道路・歩道政策のええ転換点」名古屋・河村市長会見6月20日(全文2完)
冤罪を晴らすのは大変難しい
河村:ちょっと余分な話になりますけど、もうだいぶなりますが、名古屋刑務所で行われました刑務官による暴行いうの、あれはうそですからね。大変な冤罪事件ですよ、あれは。私も国会で謝りましたがね。すいませんいうて。間違えました。端的に言うと、消防用ホースでばっと尻に放水するんですけど、高圧放水だいうて。民主党がとんでもない実験やりましたけど。あれ、中の水道、中の水圧は普通の水道だったんです。なんと、これ。0.6キロというんだけど。まったく違っとったです、事実は。最高裁で確定しました。今、再審請求をしておりますけど。何回か却下されてますけど。まだ、いまだに闘っております、これは。 自分のやっぱり失敗ですね。革手錠もそうですけど。当初、刑務官が本当に悪かと思ったもんだで。消防用ホースで放水したいうから、とんでもない、殺人罪だわいうてやっとったんです、国会で。民主党も、ほぼ10倍までいかんけど、7~8倍ぐらいの水圧で受刑者に放水、ブロック塀をぶっ飛ばしとった。あれは大きかったですね、あれ、テレビに出たやつ。だから皆さんも、マスコミもこぞって刑務官暴行いうて書きましたがね。だけどあれは間違いです。これは冤罪でした。だけど冤罪を晴らすのは大変難しいということですけどね。 テレビ愛知:分かりました。ありがとうございます。
だから権力は恐ろしい
河村:いやいや。この話も、いや、本当は聞いてもらいたいけど。マスコミはなぜ間違えるのかと。国会議員はなぜ間違えるのかということですわ。だから権力は恐ろしいですよ。大本営発表は。だで、公共のところに表現の自由があるいうのは、本当にあるんですかね。間違えたらどうするんですか、それ。公共の場で表現の自由って中日の社説に書いてあったけど。本当ですか。大本営発表で日本はどうなったんですか。ミッドウェー海戦で、あそこで戦争に勝ったいうようなことを書いてですね。とんでもないことになっちゃったじゃないですか。300万人死んじゃったじゃないですか、日本人が。戦争に勝っとると思って。だからいわゆるパブリック、government speechいうんですけど、私的なスピーチはまたいろんな機会でいろんなことをやって【競争的 00:46:44】に修正できますけど、government speech、大本営発表の場合は、一遍やっちまうと取り返しのつかんことになるんですよ、こういうふうに。だで、慎重にやらなあかんということを思わん? 本当に。 テレビ愛知:分かりました。 河村:分かりましたじゃないけど。 テレビ愛知:ありがとうございます。すいません、各社さん、ほかにはご質問よろしかったですか。 河村:ええですか。 テレビ愛知:では市長の会見を終了させていただきますので。ありがとうございました。 河村:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】名古屋・河村市長会見6月20日