ミランがバロ=トゥーレ売却に失敗…セカンドチーム送りで採算度外視のクラブ間交渉が成立も
ミランがセネガル代表DFフォデ・バロ=トゥーレ(27)の売却に失敗した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 バロ・トゥーレは2021年夏にモナコから加入し、左サイドバックとしてDFテオ・エルナンデスのバックアッパーを担当。1年目にしてスクデットの一員となった。 ただ、元々モナコでもクローザー要員の控え選手であり、ミランでの定位置確保は非現実的だったか。加入2年で公式戦26試合出場にとどまり、昨季はフルアムへレンタル放出された。 フルアムでは1年間ケガなしにもかかわらず、公式戦出場たった8試合。ミランに戻ってくると、新設されたU-23チーム・フトゥーロに籍を変更され、この上ない「構想外」のメッセージ。 そんなこんなで、ミランはバロ・トゥーレの売却でサンテティエンヌとクラブ間合意。 合意内容は「ボーナス込みで100万ユーロ(約1.6億円)に満たない」というもので、先方の会長がかつてミランCEOを務めたイバン・ガジディス氏であること、また選手の市場価値が300万ユーロであることから、採算度外視の姿勢が垣間見える。 しかし、なんとここに来て、サンテティエンヌとバロ・トゥーレの個人間交渉が破談。サンテティエンヌへの移籍話はこれで終了だ。 また、バロ・トゥーレはワトフォードの年俸120万ユーロ(約1.9億円)オファーを蹴ったとされ、ベシクタシュからの打診にもお断り。この情報を掴んだ他クラブも軒並み撤退したとみられ、現状ミランにオファーなし。 代理人はフランスを飛び回ってクライアントの新天地を探しているそうだが、当のバロ・トゥーレが非協力的か。ミランとの契約はあと1年…バロ・トゥーレは自主トレ継続が濃厚だ。
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