<春に駆ける・健大高崎’23センバツ>あす開幕 生徒有志が寄付募る 応援グッズやDVD製作に /群馬
18日に開幕する第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)に出場する健大高崎野球部を応援で後押ししようと、同校の生徒有志がインターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)に挑戦している。目標金額は100万円で、甲子園球場のアルプススタンドで使う応援グッズ作成や、応援歌や振り付けを収録したDVDの製作費に充てる。4月18日まで。【西本龍太朗】 ◇目標100万円 発案したのは生徒会役員を務める米山純太朗さん(1年)。初めて高校野球を観戦した昨夏の群馬大会で、決勝戦で実際に応援してみて「野球部に親近感を覚えた」という。自らも陸上部に所属し、スポーツを通じた活力のある学校・地域のコミュニティー作りに関心のあった米山さんは、甲子園に出場する仲間の応援を通じて一体感が生まれるのではないかと考えた。 開始当初は思うように資金が集まらず、米山さんは「お金を動かすのは大変なことなのだと改めて認識した」と話す。「学校や県を背負って全国の舞台に立つ選手を応援し、学校に貢献したい」とCFのサポート役を買って出た青柳桃佳さん(1年)は、SNS(ネット交流サービス)などを通じて活動を広めている。寄せられる応援コメントに手応えを感じているという。 米山さんたちは、このCFを「第一歩」と捉え、センバツ以降の野球部の応援体制の充実につなげたいと考えている。3000円以上の寄付でオリジナルグッズの返礼を予定しているという。寄付はCFのウェブサイト(https://yellz.jp/detail/100105/project/297/)で受け付けている。