世界から見て、日本は“ヘンタイカルチャー”なのか。日本を愛するイスラム教徒アメリカ人が「残念」に思うこと
◆日本は「最もイスラム教徒をリスペクトしてくれる国」
「その一方で、日本はイスラム教の人口がとても少ないにもかかわらず、私がこれまでに旅した場所の中で最もイスラム教徒をリスペクトしてくれる国だとも感じてます。 日本の空港やショッピングモール、また東京駅や梅田駅の中には、お祈りのための部屋があります。これって素晴らしい気遣いだと思うのです。現地の大多数の人は必要としておらず、主に外国人観光客向けに作られていることを理解し、感謝しています。ニューヨークにはそういう設備はありません。 そして日本にあるハラール料理のレストランは、戒律に厳格に従って料理を作ってくれます。イスラム教徒として、尊重されていると感じられ、とてもありがたく思います」 ――最後に、日本に暮らす人たちに向けてのメッセージなどあればお願いします。 「今の日本にはうつや自殺がまん延していることをよく耳にします。もしどこかに希望を探している人がいるのなら、イスラム教をちょっとのぞいてみてもいいかもしれません。日本の文化と相性が良いし、また違った角度から物事を見せてくれるかも。お酒と豚肉は厳禁ですが(笑)」 この記事の筆者:Gena プロフィール ドイツ在住3年目のライター、ボディポジティブモデル。個人ブログをきっかけに執筆活動を開始し、現在はヨーロッパのモデル事務所に所属しながら、「ヨガジャーナルオンライン」にてエッセイを連載中。学生時代にはアメリカ・ニューヨークにも留学経験あり。日本と欧米における視点の違いに関する情報を発信する。
Gena