世界から見て、日本は“ヘンタイカルチャー”なのか。日本を愛するイスラム教徒アメリカ人が「残念」に思うこと
関西外国語大学への留学も果たし、バングラデシュ系アメリカ人で、ニューヨーク在住のインフルエンサー、アクター・シャラニカさん。今回はシャラニカさんにとって日本はどのような国かをうかがいました。 【Instagram投稿】アクター・シャラニカさんの姿
◆日本で働くのはあり?
――これまでに何度も日本を訪れ、留学も経験されていますが、また日本に住んでみたいと思いますか? 「1、2年なら働きながら、ぜひ住んでみたいですね! 日本留学が終わった後、しばらく日本に残って働く外国人もいますが、私は一度帰ることにしました。自分のキャリアをニューヨークで始めたいと思ったからです。 長いキャリアの中で、きっと日本で働ける日が来るだろうとも思っていました。しかしコロナのせいでその機会は訪れず……。さらに円安が続き、私の日本への移住計画はなかなか思うように進みません。でも諦めずに機会を探しています。日本で働く経験をしてみたいと思っています」 ――世界的にも広まった「過労死」という日本語があるぐらいですが、それでも日本で働くことに興味がありますか? 「確かに日本の労働環境には明らかな問題がありそうです。私が選ぶとしたら外資系の会社で働きたいなと思います」
◆日本のインフラレベルの高さで驚いたこと
――日本で生まれ育つとコンビニなど当たり前に感じてしまいますが、外国人にとって日本での滞在は快適ですか? 「クオリティオブライフは高いと思いますね。コンビニも便利で大好きです。個人的に一番驚いたのは医療システムが整っていることでした。日本滞在中に体調を崩し、病院にかかったことがあるのですが、とても清潔な病院ですぐに診察してもらえて、薬代も5ドル(600円前後)ぐらいでした。アメリカの高額な医療費と比較すると信じられないような話です。 それから食べ物も安くてとても健康的だと思います。留学するために日本にやってきた時、肌荒れの状態でした。ですが日本で数カ月過ごすうちにニキビは消え、体は引き締まり、髪の毛のつやも出て、体重が自然と落ちました。これには『すごい!』と、本当にびっくりしましたね」