【実録】充電スタンドがトラックに塞がれて使えない!? スバルのEV「ソルテラ」で東京~大分・往復2175キロを長旅レポート【往路・前編】
深夜のPA、あふれたトラックが充電スペースを塞いでいた!
次に目指すのは名神高速の草津PAだ。ここは90kWが2口と50kWが1口ある。到着した時は走行可能距離は25%・103kmとなっていた。そして到着したのが23時すぎということもあり、トラックが駐車枠からあふれており、50kW充電器の入口を塞いでいた。幸い90kWの入口は塞がれていなかったが、トラックの影に隠れて入口がわかりにくくなっていた。 トラックの駐車スペース不足が社会問題になっており、トラックドライバーに同情する余地はあるが、こちらは充電器を塞がれてしまうと電欠になり身動きすらできなくなる。 BEVはまだそれほど多くなく、充電器周辺は空いていて止めやすいと思えてしまうが、ドライバーや社会の認知が進まないとこのような問題が起きてしまう。トラックはもちろん普通車であっても、ぜひとも充電器周辺への駐車はご遠慮いただきたい。 30分33.6kWh分の充電を行うと、走行可能距離は76%・305kmとなった。次に目指すは岡山周辺だ。山陽道は途中で火災による通行止めの回避をしなくてはならない。龍野西で降りて国道2号線を走るか、中国道へ迂回しその先で山陽道に復帰するかだ。 ちなみに中国道へ行かないのは、SA/PAの充電器が少ないことと、万が一充電器の故障や他車により充電できなかった際の回避策が少ないためだ。一般道へ降りたとしても山間部にディーラーがあり充電できるとは限らない。山陽道ならば市街地にも近くディーラーへの回避もしやすい。そんな理由から山陽道を走っていく。
火災通行止め区間を避けて一般道、そして岡山市内の日産ディーラーへ
さて火災通行止めを回避するため、日付けが変わった木曜の午前1時すぎに龍野西で降りて一般道を走ることにした。この時点で走行可能距離が30%・122kmだ。通行止め区間を越えて再び山陽道に乗り直し吉備SAを目指そうとしていたのだが、その時に別の事故通行止めが発生していて、めざす吉備SAよりも手前で再び高速を降りることになってしまった。 これは予定外だ。残充電量を考えると、一般道を走り再び高速に乗り吉備を目指すほうが良いのか、岡山市内のディーラーに行き充電を行った方が良いのか悩ましい。結果、岡山市内の日産ディーラーを目指すことにした。これが意外に遠くディーラーに到着したときは午前3時。走行可能距離は7%・33kmとかなりギリギリになってしまった。 夜中だったおかげでディーラーまでスムーズに行けたが、これが昼間だったらもっと深刻に充電量は減っていただろうし到着しない可能性もあった。手前のSA/PAでちょい足し充電をしておくべきだったと反省。