会話は結論から...夫婦のコミュニケーションが自然に改善する4つの方法
夫婦の会話を支配する
夫との会話のイニシアチブを握るには、常に質問する側に徹することも効果的です。 質問をする人とされる人では、質問する人がパワーバランスを握るからです。夫婦関係をあなたが望むように修復したかったら、会話のパワーバランスを常に握っておかないと、現状ダメな状態の夫が今後の夫婦関係まで支配してしまうんですよ。 加えて、会話の最後は必ずあなたの言葉で締めてください。 会話の最後に言われたことは相手の頭の中に残ります。だから会話全体を支配するのは最後のセリフを言った人になるんです。ケンカしたとき、捨てゼリフを残して去る人がいますが、あれは自分が優位に立つための行動なんですね。 たとえば、あなたが「おやすみ」と言って夫が「おやすみ」と応えたら、普通はそこで会話終了ですが、「寒いから、ちゃんとお布団かけてね」でも「いい夢見てね」でもいいので、とにかく最後はあなたの言葉で終わるようにしてください。 理想的なかたちは、会話の最後にあなたが質問し、あなたの言葉で会話を終わらせること。質問に夫が答えてくれれば、「そうなのね、ありがとう」と応えます。 質問されると脳はおのずとその答えを探します。夫の脳内であなたの質問がエンドレスにリピートされ、どう答えるかを想像させることになるので、会話のパワーバランスはあなたが握ったことになります。言葉の選び方、会話の仕方で夫の想像を促し、夫婦の会話を先導していきましょう。
河村陽子(夫婦問題カウンセラー)