8月から電気・ガス代補助が再開へ【老齢年金世代】70歳代の「年金額・生活費・貯蓄額」から老後生活を覗く
1ヵ月の電気使用量ごとに値引きされる金額の目安はいくら?
1ヵ月の電気使用量ごとに値引きされる金額の目安を以下にまとめました。 ●電気使用量200kWhの場合 ・8・9月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)800円 ・10月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)500円 ●電気使用量300kWhの場合 ・8・9月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)1200円 ・10月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)750円 ●電気使用量400kWhの場合 ・8・9月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)1600円 ・10月分の電気補助金額(1ヵ月の値引き額)1000円 たとえば、1ヵ月に300kWhを使う家庭では、8・9月分はそれぞれ1200円の値引きに、10月分は750円の値引きになる目安となっています。 経済産業省 資源エネルギー庁によると、家庭内の電化製品の中で、1日の電力消費割合が最も多いのはエアコンで、34.2%を占めています。次いで冷蔵庫が17.8%、照明が9.6%となっています。 現役世代は、仕事や学校などで不在にすることが多く、日中はエアコンを使用しないケースがあります。 しかし、70歳代のシニア世帯では、日中も家にいることが多いため、現役世代の家庭よりもより多くの電力を消費する可能性があります。 熱中症対策にエアコンは必要なものであるため、電気代やガス代が安くなるのは喜ばしいことです。 では、70歳代の年金生活世帯の年金額や生活費、貯蓄額はどのようになっているのでしょうか。次章で詳しく見ていきましょう。
【年齢別】70歳代の厚生年金・国民年金額を一覧でチェック!
70歳代の世帯では、年金額はいくらもらえているのか、生活費は毎月いくらかかっているのか、また、貯蓄額はどのくらいあるのかについて解説していきます。 ●70歳代の平均年金受給額 厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70歳代の平均年金受給額は、老齢厚生年金が14万4513円、老齢基礎年金が5万6626円です。 老齢厚生年金には老齢基礎年金も含まれているため、一般的に老齢基礎年金よりも老齢厚生年金の方が高額になります。 参考までに、70歳代の年齢ごとの平均受給額を以下にまとめました。 ●厚生年金の平均月額(70歳~79歳) ・70歳:厚生年金14万1350円 ・71歳:厚生年金14万212円 ・72歳:厚生年金14万2013円 ・73歳:厚生年金14万5203円 ・74歳:厚生年金14万4865円 ・75歳:厚生年金14万4523円 ・76歳:厚生年金14万4407円 ・77歳:厚生年金14万6518円 ・78歳:厚生年金14万7166円 ・79歳:厚生年金14万8877円 ●国民年金の平均月額(70歳~79歳) ・70歳:国民年金5万7320円 ・71歳:国民年金5万7294円 ・72歳:国民年金5万7092円 ・73歳:国民年金5万6945円 ・74歳:国民年金5万6852円 ・75歳:国民年金5万6659円 ・76歳:国民年金5万6453円 ・77歳:国民年金5万6017円 ・78歳:国民年金5万5981円 ・79歳:国民年金5万5652円 なお、上表の金額は「額面金額」であり、一定の条件を満たす場合、社会保険料や税金が天引きされるため、その分「手取り額」は減ることに注意してください。 次の章では、70歳代の生活費と貯蓄額を深堀りしていきましょう。