国民が安心安全実感しないと「難しい」 海外観客の受け入れめぐり、組織委・橋本会長
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は3日、記者団の取材に応じ、「海外客の受け入れについて個人的にどのような考えをお持ちか」と問われたのに対し、「やはりまだまだ安心できない、不安であるという声が国民のみなさんにある以上は、不安のないように、安心安全ということが本当に保たれていくということの実感が国民のみなさんになければやはり難しいと思う。そういった点については国と東京都と、しっかりと連携して、検討を進めていきたい」と語った。
さらに、「自身の考えとして、海外客の受け入れは難しいとお考えか」と追及されると、「完全に難しいと言うことよりも、それが本当に国民のみなさんが安心安全が保たれる(と感じる)のかということが最優先だと思う。国外の観客のみなさん、来たいと言う方々にも安心と安全というものが保たれなければ、来る側も非常にメンタル的に辛いものがある。そういった総合的なことを勘案しながら決めていく必要がある。ここの部分については非常に丁寧に検討していくべき問題だと思っている」と述べた。