【ウインターカップ速報】IH王者・東山が劇的勝利でベスト4!! 残り3.9秒、小野寺がフリースローを決めて1点差勝利[高校バスケ]
最後の最後に逆転した東山が準決勝進出!
12月27日、「SoftBank ウインターカップ2024令和6年度 第77回全国高等学校選手権大会」男子準々決勝で、インターハイ王者の東山(京都①)と夏ベスト8の藤枝明誠(静岡)が対戦。藤枝明誠が終始リードを握る展開だったが、4Q終盤に東山が追いつくと、残り3.9秒にNo.8小野寺星夢がフリースローを2本きっちり決めて83-82。劇的勝利を果たした。 【写真】東山×藤枝明誠フォトギャラリー(25点)をチェック 両者は9月にU18日清食品トップリーグで対戦。その際は1年生ガード、No.14中村颯斗による22得点の活躍もあって東山が80-68で勝利している。試合は、東山はNo.5瀬川琉久の得点からスタート。さらにNo.11佐藤凪が3Pシュートを沈めるが、藤枝明誠は速い展開からNo.19野津洸創とNo.32野田凌吾が得点を重ねた。東山はセットプレーからNo.5瀬川が3Pシュートを沈めたが、藤枝明誠はトランジションからNo.32野田のジャンパー、No.13渡邊聖の3Pシュート、No.39篠原遼太のレイアップと続けて残り5分で15-10とした。 No.99ボヌ・ロードプリンス・チノンソがインサイドで存在感を発揮する藤枝明誠は、ボールマンにプレッシャーを掛けていい形を作らせない。そして、No.13渡邊の3Pシュート、No.99ロードプリンスのバスケットカウントと得点を重ねていく。東山はNo.5瀬川がフリースローを決めて連続失点を止めたが、藤枝明誠の22-16で1Qを終えた。 2Q、東山はNo.4松島慎弥がリバウンドに絡んでいくとNo.5瀬川の得点に続いて、No.11佐藤が連続得点。追いつくと、ここからは互いに好オフェンスを展開し、点の取り合いになるが、藤枝明誠の45-40でハーフタイムを迎えた。前半、藤枝明誠は2Pシュートが15/28と高確率で成功。No.99ロードプリンスはすでに12得点、13リバウンドをマークした。一方、東山はNo.5瀬川が19得点、No.11佐藤が3Pシュート4本を決めて16得点を記録している。 3Qに入っても、東山は依然として距離のあるシュートを強いられて成功率が上がらない。藤枝明誠はNo.99ロードプリンスがリバウンドから決めていって、残り5分で57-44とリードを広げた。しかし、これ以上離されたくない東山はNo.5瀬川が3Pシュートを射抜くと流れを掴む。No.11佐藤のジャンパー、No.14中村のレイアップと続けて約1分間で8点差にまで迫った。それでも、この3Qも藤枝明誠が21-18と上回り、66-58として3Qを終えた。 早めに追いつきたい東山はNo.5瀬川、No.11佐藤がけん引。リードを縮めようとするが、藤枝明誠は速い展開からNo.19野津、No.13渡邊がすぐに入れ返し、残り6分半で76-65とした。あとがない東山は時間を掛けずに攻め、No.5瀬川が3Pシュート、No.8小野寺星夢がミドルシュートを成功。残り3分で5点差とした。 さらに残り2分40秒、No.6カンダ・マビカ・サロモンがリバウンドから決めて3点差。その14秒後、No.5瀬川がフリースローを1本沈めて2点差とした。この直後に、藤枝明誠が痛いターンオーバー。このポゼッションで東山はNo.11佐藤が左ウイングからロング2Pを決めて80-80と同点に。そして残り時間が1分を切る。 残り26.4秒、藤枝明誠はインバウンズ・プレーでNo.31金子來樹がバスケットカウント。フリースローは外れてリバウンドを東山が奪取してフロントコートへ展開。左コーナーでNo.8小野寺が3Pシュートを放ったが、藤枝明誠は走り込んできたNo.39篠原遼太がブロックで得点を防いだ。それでも残り20.9秒で東山のポゼッションに。No.5瀬川がボールを持つと、残り13.1秒にファウルをもらってフリースローに。ここまでフリースロー8/12だったNo.5瀬川は1本目を外してしまう。2本目は決めたものの、ポゼッションは藤枝明誠に。ここから東山はファウルゲームを展開。藤枝明誠No.39篠原はフリースロー2本が決まらず。リバウンドは東山に。センターまで運ぶとNo.8小野寺がファウルをもらって残り3.9秒、フリースローに。ここでNo.8小野寺はきっちり2本成功させ、83-82とついに逆転。そのまま逃げ切り、準決勝進出を決めた。 劇的逆転勝利を果たした東山はNo.5瀬川が40得点、16リバウンドをマーク。さらにNo.11佐藤が25得点と2人がオフェンスをけん引。藤枝明誠はNo.19野津が18得点、No.13渡邊が14得点、No.32野田が10得点をマークした。