「アスリートファーストの視点で」 元五輪選手、橋本新会長が意気込み
東京2020大会組織委員会提供映像より
東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に選ばれた橋本聖子氏は18日、記者会見し、冒頭発言の中で「アスリートのみなさまへもご挨拶させていただきます」と語り出す場面があった。 【動画】五輪組織委の橋本聖子新会長が記者会見
橋本氏は「コロナ禍の苦境にあって、さらに今日の世論の中でオリンピック・パラリンピックという舞台を目指すことすら、『果たして良いものか』と自問自答するような日々は本当に苦しい毎日だろうと想像している」と指摘。 そして、「私自身もアスリート出身の立場から、私のミッションは参加者にとっても国民のみなさまにとっても安全最優先の大会を実現して、アスリートのみなさんが迷うことなくこの夢の舞台に立てるようにいまの社会の空気を変えていくことだと思っている。アスリートファーストの視点でミッションを果たしていく」と意気込みを語った。
「選手はスポーツの価値示して」
橋本氏は「選手のみなさまにも、このコロナ(禍)だからこそ、改めていまの社会にスポーツで何ができるのか、自らの尊い役割を探求して社会に貢献するスポーツの価値を示していってもらいたい。自信と誇りに溢れる東京大会にするべく、アスリートファーストの視点を忘れることなく、アスリート出身の私として全力を尽くしてまいりたい」と述べた。