今日セV争い運命の1日…辛口“球界大御所”が「優勝はヤクルトではなく阪神」と大胆予想をする理由とは?
3つの負けは、いずれも大量11失点。先発が踏ん張りきれないだけでなく、田口、今野、スアレスら中継ぎ陣が崩れた。 「流れが変わった」と“大御所“が見ているのが、21日の広島戦で、センターの塩見が3点リードで迎えた7回無死一、二塁に宇草のセンター前ヒットを後逸して打者走者までホームに返し同点に追いつかれることになった”世紀の大トンネル”である。この回、7点をスコアボードに刻まれて逆転を許しマジックを減らすチャンスを逃してしまった。 「塩見を責めるつもりはないが、やはり野球は基本が大事なのだ。焦りやプレッシャーがあったのかもしれないが、基本を忠実に守っていれば、大量失点にはつながっていない。ああいうボーンヘッドが勢いを止める。今こそヤクルトは、守りにしろ、攻撃にしろ、投手の打者を攻める姿勢にしろ、基本という原点に立ち返るべきだ」 ヤクルトは今日の重要な横浜DeNA戦の先発に22日の広島戦の先発予定が雨で流れた高梨を送る。今季横浜DeNAに3試合先発で2勝1敗、防御率2.93と相性がいい。 一方の横浜DeNAは、左腕の今永。今季のヤクルト戦は3試合に先発して0勝3敗、防御率4.76と結果は残っていない。長いリハビリを乗り越えた今永の復帰マウンドとなった5月23日のヤクルト戦では、オスナ、村上に手痛い一発を浴びている。しかし8月29日のヤクルト戦以降、8試合連続でクオリティスタートをマーク。ここ6試合は3失点以上はしておらず、安定感がある。チームにも最下位脱出という目標がある。ヤクルトにとっては厄介な相手。運命の1日の結果やいかに。横浜DeNA対ヤクルトは午後5時45分、阪神対中日は午後6時プレーボールとなっている。 (文責・駒沢悟/スポーツライター)