アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.39 「TOYOTA CROWN FCEV編」Part1
【デジタルプロモーションに乗って試乗体験】
今週はお盆休みでアポも無いし、ゆっくりしようと思っていたところ、LINEに試乗のプロモーション案内が出てきた。過去の経験から思わず、気になるクルマでもあるし、「プロモーションに乗っかってみようか」とネットで予約完了。予約確認メールを受信してから、芝公園にあるTOYOTA MIRAIのショールームにお邪魔することに。向かった先は芝公園、東京タワーのおひざ元、Y字交差点にあるENEOSの裏手です。 アプリ売りのオジさん彷徨記 Vol.39 「TOYOTA CROWN FCEV編」Part1
水素ステーションの脇にできたガラス張りのショールームは、MIRAIの名の通りモダンで未来的な雰囲気。サイズは大きくないが、クリーンなイメージを表している。ショールームへ入れば、ショールームアテンダントが出迎えてくれて、目の前には綺麗な真っ青のMIRAIと、その奥には巨大なタペストリーに似たバナーが目に付く。暫くMIRAIを眺めていたら、ご担当が表れてレクチャー開始です。
試乗するのは、昨年11月に発表されたCROWN。FCEV専用のMIRAIは2代目になるが、発売後4年経過しているので、新型CROWNを選択。いろいろなお話しをお聞きしたなか一番驚いたのは、「東京オリンピックに約500台のMIRAIを提供」していたこと。さすがグローバルスポンサー、やることが半端ない。 そんな話しをしていたら時間が経つばかりなので、そろそろ試乗にでかけましょう。まず、女性ドライバーさんの運転でお台場方面へ向かいますが、水素は発電専用なのでEV走行は想定通りこの上なく静か。新型CROWNは初めてでしたが、リビングルームで寛いだまま走っている感は、昔からまったく変わらない印象。しかも最新のCROWNは、いろいろと喋りかけてくるのが凄い。乗り始めた時、近所に救急病院があるからなのか救急車のサイレンが聞こえると、ナビ上の表示に加え、「緊急自動車が近くにいます」と話し始める。他にも何かにつけて話し始めるから、寂しがり屋の単独ロングドライブには向いているかも。 何はともあれ、一般道に出て感じることは、静かで何の不満もなくスムースに走るのはEVならでは。しかも加速感もかなりのもので、アクセルを踏み込むと、即座に背中を押される感覚がある。これなら走り好きの旦那衆にもウケるだろう。意外だったのは、回生ブレーキの減速感をそれほど感じなかったこと。地方への出張時、レンタカーなどでハイブリッド車を運転する。小型車だからか、アクセルを戻すとそれなりの減速感があるが、このCROWNは内燃機関と変わらない感じだ。メーター上で回生ブレーキが働いているのは見えるから、2tになる車重が関係しているのだろうか。