NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文2)山口さんは報告書の中身に不満
2016年の中井りかさんの事件後、対策は見直さなかったのか
朝日新聞:警察の、不起訴処分が出た12月28日以降、1月8日、山口さんが告白するまでの間の対応と、あと一番、今回問題が大きくなった原因の1つに1月8日以降の対応、特に山口さんが劇場で謝罪をすると。こういった事態が非常に事を大きくしたと思うんですが、ここの経緯についても教えていただけますか。 松村:それはもうこの報告書にも書かれているように、私どものやはり、AKSのガバナンスの問題っていうことに尽きるかなというふうに思います。 朝日新聞:結局NGT運営、今村さんに全てを委ねてしまったということなんでしょうか。 松村:そこの、全てを委ねるっていうか、本当にコミュニケーションが徹底して不足していたのかなと、本当に情けない話でございますが、それがもう全ての原因かなというふうに感じております。 朝日新聞:あと、ちょっと安全管理の部分で少し昔の話にもなるんですが、2016年の夏に確か中井りかさんのSHOWROOMのところで大声が出されたっていうような事件あったと思うんですが、この事件のあとそういった安全管理の対策、それこそ転居だとかメンバーの居住実態の管理、こういったものを見直しなどはされなかったんでしょうか。 松村:もちろん見直しはしておりますけれども、やはりそれが不十分であったというそしりは免れないというふうに思います。結果的にはこういうことが起こってしまっているので、やはりこういうセキュリティーっていうのはもう完璧というものがないとは思いますので、中井のああいうSHOWROOMで奇声を外で発してっていう、それが生でって、そのことをおっしゃっているんですよね、たぶん。それはもう当時もそれの対応はもちろんさせていただきましたし、本社のほうでも対応はしたんですけれども、やはりそれがまだまだ不十分であったかなと。なので、今後はもうこのセキュリティーっていうのはもう本当に一瞬たりとも気を抜くことなく、日々全員がスタッフ、メンバーがそれを意識して向上に努めていかなければいけないなというふうに考えております。 朝日新聞:あと、先ほど、ねとらぼさんからも質問があったんですが、運営スタッフの方とファンとのつながりですか、これはこの報告書の中にも、私も今、具体的に何かというのはちょっと分からないんですが、ネット情報も調査の、要はきっかけに、この報告書を見るとしていて、真偽、本当に私も定かかどうか全然分からないですが、かなりネットにはこういう今村さんだとかスタッフとこういった犯行グループというのか、そういった一部ファンとのつながりというのは確かにネット情報には指摘されていて、そうなってくるとそこら辺に対しても本来調査してもしかるべきかなと思うんですが、この報告書にはそこら辺の記載がなくて、その点どうなのかっていうのも先ほど質問出た点かなと思うんですよね。 松村:調査報告書の内容に関してわれわれは言及できる立場にはないので、それはご理解をいただきたいかなというふうに思います。ネット上でのうわさの話っていうことに関して、これも当然本人たちもそういううわさが上がった時点で、今もう当然【キリヲ 00:41:32】、それはわれわれも含めてですよね、普段の日常生活の中でやはり自分を律し、そういう本当に誤解を受けるような行動を慎まなければいけないということしか申し上げられないかな、というふうに思います。 朝日新聞:実際にこの報告書の中に、今村支配人やマネージャーが、メンバーとファンとのつながりを認知していたのに対応できなかったということを書かれているんですが、実際にそういった運営スタッフ、支配人側がそういった例えば一部のファンを優遇していたとか、そういったような事実っていうのはなかったんでしょうか。 松村:そういうのはないというふうに思っております 朝日新聞:それは調査結果ですか、それとも。 松村:いえ、調査結果上でそういうことが、これも証拠が何かあるということではない話だと思いますし、何かファンの方々とわれわれスタッフが、ただこのつながりっていうのが道であいさつをしてもこれは私的領域のつながりだというふうにこの報告書には書いてありますので、そういうことで言うと、ファンの方々にわれわれが声を掛けられてあいさつを返すということもそういう範疇になるのかというのが、冒頭でも申し上げましたように、非常に微妙な、曖昧な範疇でありますから、それを何をもって私的つながりかという問題はあると思うんですけれども、いずれにしても先ほど申し上げましたように、そういう誤解を招くような行動は普段から、日常生活から慎んでいかなければいけないというふうに思っております。