NGT48暴行事件 第三者委報告を説明(全文2)山口さんは報告書の中身に不満
トップの吉成氏が出てこないのはなぜか
東洋経済オンライン:ありがとうございます。東洋経済新報社の、東洋経済オンラインの【タケウチ 00:26:26】です。よろしくお願いします。今回12ページのほうに、AKS役員一覧というのが出ています。こちらのほうで今、取締役会というか取締役の皆さんの名前が出ているわけなんですけれども、それぞれの皆さんの、上から吉成さんから出身母体と主な担当業務をまずお伺いしたいと思います。 松村:代表吉成は当然ながら社業全般でございますし、現在AKSのオーナーでもあります。それから大村、これは取締役専務でございます。経営・経理全般、経営企画全般を大村は所管しております。私、松村は運営に関する全部の責任を負っております。それと寺田は海外事業のほうを担務しているというふうにご理解いただければと思います。 東洋経済オンライン:出身母体をちょっとお伺いしたいなと思いまして、例えば吉成さんは京楽産業さんですよね、パチンコメーカーのね。あと寺田さんに関してはエイベックスグループ。 松村:もともとはエイベックス。 東洋経済オンライン:ですよね、もともとね。そんな感じでちょっと、松村さんはフジテレビでいらっしゃいますね。じゃあ大村さんは。 松村:大村は、現在ヴィジュアルノーツという会社、KRKという会社からAKS立ち上がりのときから担当しているという感じでございます。 東洋経済オンライン:でも役員、わりと最近ですかね。大村さんが役員として登場というか、取締役になられた。 松村:いや、すいません。ちょっと今その資料がないので、平成何年の何月ということはしっかりお答えできませんが、登記簿をご覧になれば開示されているかというふうに思います。 東洋経済オンライン:ありがとうございます。それで今回こういった大きな事件というか、社会、あるいは世界的にも注目を浴びたと思うんですけれども、取締役会がやっぱりこの会社の頭脳というところでございますので、この事態に対してどういう対処とかどういう議論がなされて、あとちょっとアウトプットが非常に少なかったと思うんですけれども、説明とか、社会に対する説明責任、いろいろ。取締役会がどう機能していたかというのをちょっとお伺いします。 松村:月に2回取締役会は実施しております。本件に関しましては、調査報告書および前回の囲み取材のときにもお話ししたように、こういう係る事態が発生したということに関しての情報の上がり方というのが非常に不十分であったということは否めないと思います。たぶんその話が調査報告書にも反映されて書かれているんだなというのは非常に痛感しておりますし、激しく最も反省している部分かなというふうに思います。 東洋経済オンライン:でもこういったクライシスというか、危機管理の非常に切迫した状況の中で、やっぱり取締役会がちゃんと機能していなかったからいろいろ対応が遅れたりとか、アウトプットが少なかったんじゃないかなと思うのと、あとやはりこういうときは社長、トップがやっぱり率先して指揮を執って危機に当たるというのがこういう危機対応というか、企業不祥事のある種定石というかセオリーだと思うんですけど、名前は松村さん、連名でいろいろ告知されると出てはきましたけども、今日もいらしていないですし、ちょっと非常に、社長が出てこない、しかもオーナーでもある、AKSイコール吉成さんということだと思うんですけれども、その方が出てこない中で、先週金曜日にはケイブという会社の筆頭株主に吉成さんがやられて、ニュースになっているわけなんですけども、対応の場で全然お顔が見えない方が、上場企業の株主に、お金をだいぶつぎ込んで筆頭株主に躍り出られるということが、非常になんか、不可思議というか理解に苦しむと思うんですけど、その辺りいかがですか、役員として。 松村:吉成は本日もこのもろもろの対応、メンバーのフォローということをやらせていただいております。今日、記者会見に私がっていうことで言いますと、前回の1月14日に囲み取材をやらせていただいたのが私ですし、運営全般に関する責任を私が負っているということで、本日は私が登壇させていただいております。 それとその前に取締役会の機能のお話、ご指摘を受けたと思うのですが、おっしゃるとおりごもっともだと思います。それに関してもまずはやはり取締役会に議題を上げるという役目を負っているのが私ですので、私のそういう意識ですか、危機管理っていうことに対する認識の甘さ、それが故に、先ほどちょっと自ら申し上げましたけれども、私自身の処分ということもそのようになっているということでございます。 東洋経済オンライン:処分はお1人だけっていう感じですかね。 松村:私と専務の大村。 東洋経済オンライン:大村さん、同じく減給30%。このお2人ということですね。 松村:はい。 東洋経済オンライン:ちょっと今気になったのが、ヨシムラさんはヨシムラさんなりに。 松村:吉成。 東洋経済オンライン:吉成さんですね。大変失礼いたしました。吉成さんは対応、フォローをなさっているとおっしゃるのですけれども、これは具体的にどういうあれですか。 松村:もう本当に早川、岡田ももちろんですが、メンバーとコミュニケーションを取るということで対応を直接取ります。それからご父兄の皆さま方との対応にも当たっております。 東洋経済オンライン:ただ対世間的には、やっぱり分かりやすい形といえば社長もこの場にいていただきたいというか、内々のフォローというよりは前面に出られたほうがいいんじゃないかなとは思うんですけれどもね。 松村:はい。それは今申し上げましたように私、運営の責任者ということなのでそのようにご理解いただきたく存じます。 東洋経済オンライン:ありがとうございました。 司会:そのほかいかがでしょうか。 松村:では前列の。